G大阪、年間4位転落で自力CS進出消滅…宇佐美「責任を感じる」 サンケイスポーツ 11月8日(日)7時0分配信

明治安田J1第2ステージ第16節(7日、G大阪0-2広島、万博)G大阪はホームで広島に0-2で敗れ、年間4位に転落。最終節を前に自力でのチャンピ オンシップ(CS)進出が消滅した。決定機を外した日本代表FW宇佐美貴史(23)は責任を痛感。万博では国内相手に今季初黒星で、広島には15年ぶりの 敗戦となった。2位鹿島が勝ったため、首位広島のステージ優勝は22日の最終節に持ち越し。松本は来季のJ2降格が決まった。

終了のホイッスルを聞くと、力なく膝に手を突いた。FW宇佐美がエースの役割を果たせず、今季無敗だったホームで完敗。CS進出が限りなく遠のいた。

「チャンスを決めきれなかった。申し訳ない。責任を感じています。僕が決めないといけない試合だった」

前半13分、左サイドを抜け出してGKと1対1になるも、右足シュートは阻まれた。0-1の後半36分には後方からの浮き球パスに中央を抜け出し、また もGKと1対1になったが、右足シュートは枠に入らず左外。2度の決定機を逸し、5本のシュートはすべて空砲に終わった。これで公式戦7試合無得点。「何 なんですかね。決めきれるように、根気強くやっていくしかない。それができなければ、僕自身存在する意味がない」。得点王争いでもFW大久保(川崎)と残 り1試合で3差と、初の個人タイトルも絶望的になった。

FC東京が勝ったため年間4位に転落。自力CS進出が消滅した。22日の山形戦(万博)で勝利しても、FC東京(鳥栖戦)が引き分け以下でなければCS には進出できず、来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場権も逃すことになる。さらに後半ロスタイムにレッドカードで退場したFWパトリックは出場停止。 後半14分にはGK東口が右膝を痛めて交代し、靱帯などに異常はなかったというものの、痛恨の敗戦の上に、踏んだり蹴ったりの一戦となってしまった。

「次の試合に勝って、どうなるか待つしかない。切り替えて、何とか勝てるようにしたい」

宇佐美は懸命に前を向き、8日から始まる日本代表合宿に合流した。勝負強さを失ったガンバが、崖っぷちに立たされた。

Share Button