【ルヴァン杯】東京は若手中心で完敗 アルベル監督「若手にチャンス与えるための重要な大会」
<YBCルヴァン杯:G大阪3-0東京>◇1次リーグ第3節◇5日◇パナスタ
FC東京は3失点の完敗で通算1勝2敗となった。シュート1本に対し、ガンバ大阪には19本も許した。試合開始から最後まで、ほぼ主導権を握られ続けるという内容だった。
アルベル監督(54)は「G大阪は新しい(ポヤトス)監督の下、成長プロセスにいる」と話し、同じスペイン人監督が率いるG大阪を称賛した。
その上で「(ルヴァン杯は)私にとって、若い選手にチャンスを与えるための重要な大会。多くの若手を起用し、多くのミスをしたが、彼らはミスを犯す権利がある。次もチャンスを与えたい」と話した。
フル出場したU-20日本代表のFW熊田直紀(18)はシュート0本に終わり、今大会2点目はならなかった。「チームとして完敗。強度や技術は、相手の方がレベルが上だった」という18歳だが「手応えも結構あったので、次はチームを勝たせられるようにしたい」と気持ちを切り替えた。
この日は全18人のうち、MF松木玖生(19)や佐藤龍之介(16)ら10代は3人が先発し、ベンチスタートも3人いた。
アルベル監督は「佐藤はいいプレーをしていたが、まだ16歳。彼らを支え、チャンスを与えていきたい」と同様のコメントを繰り返し、DF長友佑都(36)らベテラン勢にも「若手を支えてくれ、感謝している」と選手に寄り添う姿勢を強調していた。