ガンバ大阪ユース明神智和コーチ「怖がっていたら絶対にボールを取られてしまうよ!」

4月2日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部が開幕。1年でプレミア復帰を目指すガンバ大阪ユース(大阪)は近大附(大阪)を2-0で破り開幕戦を白星で飾った。

【日程結果】高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 関西1部

硬さが目立つG大阪ユースはなんとか前半を無失点で凌ぎ0-0で折り返すと、後半は持ち直し主導権を握る。MF和泉圭保の直接FKが左ポストに弾かれるなどゴールに迫ると、80分に縦パスをボックス右で受けたMF森田将光が倒れ込みながらゴール左に流し込み先制ゴール。さらに88分にも途中出場MF中島悠吾が追加点を決め、そのまま2-0で逃げ切った。

試合後、チームの指揮を執った明神智和コーチは「自分たちのサッカーをすることと、相手がいること、両方出来るようにトライしようと話してゲームに入りました。緊張感がある中で、立ち上がりは選手も硬く、ピンチもありましたがよく凌いで、最後は良く2点取ってくれました」と試合を振り返り、勝利に安堵した。

しかし前半が厳しい内容だったこともあり「技術も判断もメンタリティもまだまだ足りない。前半は弱気なプレーをみせてしまってプレッシャーを掛けられてしまった」と前半の出来を振り返り、ハーフタイムには「ボールの出し手と受け手が怖がっていたら絶対にボールを取られてしまうよ!自分のところで取られなくても2個3個先で取られてしまう」と選手たちに言葉を投げかけたと明かした。

明神コーチの言葉は選手たちに届き、後半は選手たちが自分たちの得意なテクニカルなプレーを見せ始め、見事に勝ち切った。代表活動やケガ人も多い中、後半は途中出場の選手がゴールを決めるなど、”絶対に勝つんだ!”という強い気持ちがチーム全体から感じられた。

“1年でプレミアに帰る!”は大前提。その上で明神コーチは「ここから急成長できる。全員にチャンスがある」とトップ昇格を目指して欲しいと、選手たちの成長に期待した。

https://koko-soccer.com/

Share Button