どん底ガンバ大阪「チームを変える必要は一切感じていない」「植え付けることはできている」
明治安田生命J1リーグ第6節、湘南ベルマーレ対ガンバ大阪が1日に行われ、ガンバは4-1という大差で敗れている。ミスが絡み、前半だけで4失点を喫したガンバは開幕から勝利を手にしていない。今季から指揮を執るダニエル・ポヤトス監督はチームの現状を決して悲観せずに捉えている。
「チームとして集中力が必要だし、敵陣に押し込めてチャンスも作り、PKを獲得していいシーンは作れたんじゃないかと思う。率直に悲しい結果だと思うし、2度と起こしてはいけない試合だった」
4点を追う後半は前半終了直前に投入されたイッサム・ジェバリを起点にチャンスも作り、ジェバリの来日初ゴールや、同選手のシュートがPKを誘発するなど、押し込む時間帯は作れていた。ただ、前半の大量失点が尾を引き、4-1という残念な結果に終わった。指揮官は「ミスはサッカーの一部」と言い、「大事なことは選手を全力でサポートすることで、ミスをしても全力でサポートしていく。チームを変える必要は一切感じていない」と前を向いた。
ボールを保持して主導権を握る攻撃的なスタイルをポヤトス監督は浸透させようとしているが、ここまでは3分3敗と結果がついてこない。指揮官は生みの苦しみがあることを感じつつ、自身の仕事には自信をのぞかせる。
「ガンバを本当に変えたいと思っているし、スタイルやプレーの意図は植え付けることができていると思っている。結果というのは自分たちの歩んでいる道のり、プロセスの構築を邪魔してくるものですが、自分自身は歩んでいきますし、全員が信じて歩んでいけば最終的にはこの流れに打ち克てる」
果たして、ガンバが進む方向とそのアプローチは間違っていないのだろうか。その答えは、シーズンが進むにつれて明らかになるだろう。