「めちゃくちゃ嬉しい」予想より早い日本代表初招集の中村敬斗、今季14発の理由は「磨きをかけた」自身の武器

22日、日本代表はキリンチャレンジカップのウルグアイ代表戦に向けて千葉県内でトレーニングを実施した。

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カタール・ワールドカップ(W杯)後初の活動となった今回のトレーニングキャンプの3日目。FW前田大然(セルティック)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)は全体トレーニングには姿を見せなかった。

練習後、今シーズンは公式戦14ゴールを記録し、初招集を受けたFW中村敬斗(LASKリンツ)が心境を語った。

「今日初めての練習だったので、そんなにあまり感じることはなかったですが、練習が始まる前はどれだけレベルが高いのか分からなかったので緊張もありました」

「練習が始まったらやるだけだったので、良かったかなと思います」

初めての日本代表に少し緊張もあったという中村。「正直まだ分からないです」とレベルの高さは感じられていないとし、「みんな到着して明後日試合で、100%でやっていない選手もいるので、試合をやらないと分からないです」と、今後の活動でわかってくるだろうとした。

中村は2018年2月にガンバ大阪に入団。1年半後の2019年7月にエールディビジのトゥベンテへとステップアップ。しかし、その後はシント=トロイデン、そしてオーストリア2部のFCジュニアーズへと移籍。2021年8月にLASKへと完全移籍した。

こうして日本代表までたどり着いたことについては、「W杯が終わって、正直今シーズン自チームで活躍して、夏にステップアップしてその後に代表かなと思っていたんですが、こういうタイミングで呼んでいただいてめちゃくちゃ嬉しいですし、なんとか生き残りたいです」と、自身の予想よりは早い招集だったと明かした。

オーストリア2部に移籍した理由については「まず試合に出ることを優先しての移籍でした」と語る中村。結果、LASKのセカンドチームということもありすぐに昇格し「こうして代表に呼ばれたので、正解だったのかなと思います」と、カテゴリーを下げたことも正解だったと感じているという。

そのオーストリアで変化したことについては「特に自分の意識で変えたわけではないですが、自分のプレースタイルというのを確立できたかなと思います」とコメント。「ゴールに繋がるようなプレー、チャンスメイク、クロスに入る、ペナルティエリア付近でのプレーが自分の魅力なので、そこに磨きをかけました」と、磨いたものが数字として残る今シーズンは手応えを感じているようだ。

「プロになってなかなか数字として出ていなくて、厳しい世界だと感じていました。今シーズン結果が出てきているので嬉しいです」

若くして多くの経験をしている中村。ビッグクラブも関心を寄せるアタッカーが日本代表で何を見せるのか注目が集まる。

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