【宏太‘sチェック】J1札幌は脱「相手に優しいサッカー」で常にシュートのイメージを
◇J1第5節(18日、パナソニックスタジアム吹田)G大阪 2-2札幌
G大阪戦は前半に2点を取ったことで、相手は前がかりに来た。3、4点目を取るサッカーをしてきた札幌なのに、そこから取れなかったことが、引き分けという結果となった。
2点目を奪った以降の攻撃を見ると、無理して行かず、チャンスがあればという感じになってしまった。そこで前線の選手がもっと前でボールを受けたり、クロスも相手の嫌なところに放り込む必要があった。前にいる選手は後ろ後ろにつなぐのではなく、先制点の小林のように常にシュートイメージを持たないと。相手にとっては優しいサッカーをしてしまった。
ただけが人も多い中、ここまで勝ち点も得点も挙げているし、よく戦っているのは確かだ。相手の2ゴールは褒めるしかない素晴らしい形だったし、あまり悲観する必要はない。これから離脱中のルーカスも戻ってくるだろうし、競争意識も高まるはず。課題もサイドに入った時のクロスの質など、十分に改善できるもの。もう少し強度や思い切りさが出てくればより良い戦いができるようになる。
G大阪戦では交代で入った選手が機能し切れなかった。次の試合は25日のルヴァン杯・磐田戦。そこで3、4点目を取れる選手が出て来ないといけないし、控え組にはチャンスをつかんでほしい。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)