三者三様の日本代表“右SB先発争い” 菅原、橋岡、半田、チャンスをつかむのは誰だ?
スタメン争いに注目だ
日本代表は3月に行われるキリンチャレンジカップの2試合に挑むメンバーを発表した。酒井宏樹や長友佑都といったFIFAワールドカップ・カタール大会の主力陣が不在のサイドバックには、新顔が多く選出された。
特に右サイドバックのスタメン争いは激戦だ。エールディヴィジで優勝争いを演じるAZで主力となっている菅原由勢を筆頭に、シント・トロイデンの橋岡大樹、ガンバ大阪の半田陸と、それぞれ各チームで存在感を発揮するDFたちが選ばれた。
積極的な攻撃参加でウイングでもプレイする菅原は今季、エールディヴィジで22試合3得点6アシストを記録するなど、オランダ国内でも屈指のサイドバックに成長。将来の森保ジャパンの右サイドを支える存在となるだろう。
東京オリンピックのメンバーにも選ばれた橋岡もベルギー3年目の今シーズンは、ここまでリーグ戦28試合に出場している。今季中には昨季の30試合出場を超え、キャリアハイも更新される見込みだろう。空中戦の強さも大きな武器であり、ゴールキックのターゲットにもなる。
そして今季モンテディオ山形からガンバ大阪に加入した半田も、攻守で輝きを放つサイドバックだ。過去にはセンターバックでもプレイしており、培われたボール奪取能力は世代屈指。現在21歳とパリオリンピックでの活躍にも期待できる逸材だ。
三者三様の持ち味を見せる右サイドバックのスタメン争い。激しい競争で、好循環を生んでいきたい。