札幌2点リードからG大阪反攻! 小林&小柏弾からの石毛&ファン・アラーノ弾でドロー【明治安田J1第5節】

明治安田生命J1リーグ第5節の1試合が18日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、ガンバ大阪vs北海道コンサドーレ札幌は2-2のドローに終わった。

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開幕からいまだ勝ち星なしの連敗で17位のG大阪だが、エースの宇佐美が負傷欠場。先発に代表勢から半田、山本理仁、そしてネタ・ラヴィが並び、東口がこの試合も最後尾に入った。一方、前節を初白星で飾った11位の札幌は前節と同じイレブンを継続。前線は小林、小柏、浅野が務めた。

失点が続く立ち上がりが1つの注目どころだったG大阪だが、この試合でも札幌の勢いに押され、いきなり我慢の時間に。すると、6分に右CKから岡村の落としにボックス中央でいち早く反応したフリーの小林が左足ダイレクトで2試合連続弾を左に沈め、札幌が連勝に向けて一歩前に出る。

この試合でもあっさりと崩れたG大阪は相手のマンマークディフェンスを掻い潜りながら敵陣に攻め入るが、崩し切れずにいると、32分に福田が最終ラインに戻したボールから痛恨のミス。三浦と江川の間でボールをかっさらった小柏も2戦連発弾を右足で決め、札幌が楽に2点目を奪い切る。

2点リードの札幌は前半途中に浅野の負傷交代を余儀なくされたが、2-0で試合の折り返しに成功。だが、51分の決定機をク・ソンユンに掻き出され、不意にしたG大阪が59分にネタ・ラヴィのスルーパスから右サイドを抜けた半田の折り返しを途中出場の石毛が左足で流し込み、1点を返す。

さらに、61分にもG大阪の見事な攻めが札幌の守備陣に牙をむき、敵陣左サイドから黒川がクロスを上げると、ボックス右の杉山が冷静に折り返したところをゴール前のファン・アラーノが右足。前半が終わった段階では自滅点も絡み、敗色ムードだったが、一気に試合を振り出しに戻す。

全体的に運動量も落ち、交代カードで立て直しを図る札幌だが、2点差を追いつき、勢いづくG大阪が引き続き攻勢。79分にク・ソンユンの好セーブで何とか逆転を許さなかったものの、左CKから途中出場のダワンに決定的なヘディングシュートを許すなど、劣勢の展開が続く。

もうひと押しのところまでくるG大阪は88分に古巣戦の鈴木が惜しいヘッドで迫ったりもしたが、札幌も2点差から逆転されるわけにはいかないと意地。未勝利続くG大阪、連勝ならずの札幌と互いに不本意な結果ながら、最低限の勝ち点1ずつを得るに終わっている。

ガンバ大阪 2-2 北海道コンサドーレ札幌

【G大阪】

石毛秀樹(後14)

ファン・アラーノ(後16)

【札幌】

小林祐希(前6)

小柏剛(前32)

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