【FC東京】代表初選出のバングーナガンデ、次戦敵将長谷川監督に「僕をプロにさせてくれた」と感謝
FC東京は18日に敵地で名古屋と対戦する。日本代表に初選出されたDFバングーナガンデ佳史扶(21)は17日の最終調整後に取材に応じ、プロデビュー前から指導を受けてきた名古屋の長谷川健太監督(57)に恩返しを誓った。
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驚きの代表初選出から2日が経過した。バングーナガンデは、その反響の大きさから「いろんな人から連絡をもらった。こんなたくさんの人に応援されているんだなと、あらためて思った」という。それと同時に襟を正し、「しっかりとそういう人たちに自分のプレーで感謝の気持ちを伝えたい。しっかりと代表で自分がプレーしているところを見てもらいたい」と口にした。
代表合宿直前の名古屋戦でも感謝の思いを伝えたい人がいる。敵将の長谷川監督は東京時代の2019年、ルヴァン杯準々決勝・G大阪戦で当時U―18所属で2種登録のバングーナガンデを先発に抜てきした。トップ昇格後も自らを引き上げてくれた指揮官に対して感謝の思いは尽きない。だからこそ、こう言葉にする。
「健太さんは僕をプロにさせてくれた監督。健太さんのところで基礎ができて、いま戦えている部分がある」
今季は開幕からリーグ全4試合で先発。恩師から学んだ球際の激しさや勝負へのこだわりは持ち続けている。「その監督と戦えるのでしっかり勝って恩返ししたい」と力を込めた。
その後に待っているのは、長友が長年守り抜いてきた日本の左サイドバックの後継者争いだ。「すごくチャンスだと思っている。一番身近で佑都さんを見ているので、そこは絶対に負けたくない」。まずは名古屋と恩師に勝利を収め、初の代表合宿に勇躍乗り込む。