【一挙プレビュー】横浜FMと鹿島、“オリジナル10”同士のプライドを懸けた一戦に注目! J2で苦戦する磐田と清水によるダービーも | Jリーグ&WEリーグ

3月18日から19日にかけて開催されるJリーグとWEリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J2リーグの11試合、J3リーグの10試合、WEリーグの5試合が各地で開催される。

3月18日

13:00 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs 大宮アルディージャVENTUS

3連敗中のジェフユナイテッド市原・千葉レディースは本拠地『フクダ電子アリーナ』での連戦。前節、チームにとって4試合ぶりとなるゴールを奪ったFW大澤春花を中心に、今季2勝目を狙う。対する大宮アルディージャVENTUSは前節、5得点の圧勝で4位に浮上。ともに通算4ゴールとして得点ランキング上位に絡んできた髙橋美夕紀、井上綾香の両FWにも注目が集まる。

14:00 ちふれASエルフェン埼玉 vs AC長野パルセイロ・レディース

ちふれASエルフェン埼玉の前節は試合終了間際に失点して3連敗。一方でFW祐村ひかるが好調を維持しているのは心強く、大卒ルーキーのFW髙橋雛と組む前線は脅威になりそうだ。AC長野パルセイロ・レディースは前節、アルビレックス新潟レディースに今季初勝利を献上。4試合無得点が続くなか、WEリーグカップでちふれASエルフェン埼玉から決勝点を挙げたFW川船暁海に期待したい。

14:00 サンフレッチェ広島レジーナ vs マイナビ仙台レディース

サンフレッチェ広島レジーナは後半戦最初の試合に0-5で大敗。ただ、MF柳瀬楓菜が今季初出場を果たしたことは明るい材料で、今節からの3連戦に切り替えて臨みたい。対するマイナビ仙台レディースは前々節のINAC神戸レオネッサ戦に敗れたものの、十分な手応えをつかんだ。WE ACTION DAYを挟んで迎える今節、5試合ぶりの白星となるか。

14:00 横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ(J1)

横浜F・マリノスは前節、北海道コンサドーレ札幌に0-2で敗れて今季初黒星。相手のハイプレスに苦しみ、らしさを欠いた戦いを見せてしまった。今節は、昨季にシーズンダブルを果たした鹿島アントラーズを相手に強さを示せるか。

対する鹿島アントラーズはMF佐野海舟が出場停止。ここまで圧巻の存在感で中盤を支えていたハードワーカーの不在をどうカバーするかが今節のポイントだ。一方、最終ラインではDF昌子源が前節のアビスパ福岡戦で今季初出場。強力な攻撃陣を擁する横浜F・マリノスに対し、DF植田直通とのCBコンビにかかる期待は大きい。“オリジナル10”で降格経験のない2クラブによる伝統の一戦、勝ちどきをあげるのはどちらになるか。

14:00 横浜FC vs 京都サンガF.C.(J1)

横浜FCは開幕4試合で1分3敗。早い時間帯での失点が続いており、今節はその反省を生かさなければならない。キーマンはDF岩武克弥だ。守備陣を含め、新戦力が多いチームにおいて、昨季から最終ラインを統率してきたディフェンスリーダーの活躍は欠かせない。

京都サンガF.C.は開幕2連敗の後に2連勝。勢いそのままに、今節はJ1では21年ぶりの3連勝を狙う。そして今節を終えると、MF川﨑颯太、FW山田楓喜がU22日本代表の欧州遠征へ出発。前々節のFC東京戦は川﨑、前節の湘南ベルマーレ戦は山田がそれぞれ得点を奪っており、この試合でも2人の活躍に期待がかかる。

14:00 名古屋グランパス vs FC東京(J1)

名古屋グランパスはここまで3勝1敗と好スタート。4試合で1失点という本来の堅守に加え、前線では元デンマーク代表FWキャスパー・ユンカーが多くの得点に絡むなど、攻守に隙のない戦いが光る。そして今節はFW永井謙佑にとっては古巣対決。ネットを揺らして雄叫びを挙げた昨季の対戦の再現を狙う。

FC東京は前節の横浜FC戦、FW仲川輝人が加入後初得点。また、ブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラも今季初得点を奪う充実の内容で快勝を収めた。そして、今節は日本代表に初選出されたDFバングーナガンデ佳史扶にも注目。持ち味の攻撃的な姿勢を表現し、左サイドから相手の堅守を攻略したい。

14:00 ジュビロ磐田 vs 清水エスパルス(J2)

1年でのJ1復帰を目指しながらも、4試合で勝ち点4と苦しむ両チーム。前節の大宮アルディージャ戦では終了間際に失点して敗れたジュビロ磐田、4試合連続ドローを記録した清水エスパルスと、共に多くの好機を創出したものの無得点に終わってしまった。藤枝MYFCを合わせ、今季は“静岡三国決戦”と銘打たれる静岡県勢の直接対決。勝利だけが求められる一戦を反撃の契機とするのは果たしてどちらか。

14:00 アスルクラロ沼津 vs ヴァンラーレ八戸(J3)

アスルクラロ沼津はホーム開幕戦の前節・カターレ富山戦にて、中山雅史監督体制での初白星を獲得。ボールを握り、積極的にゴールへ向かっていく姿勢を今節でも継続できるかがポイントとなる。今季初勝利を狙うヴァンラーレ八戸は、前節の奈良クラブ戦で2季ぶりの得点を挙げたFW前澤甲気に注目。2017年から4年間プレーした古巣を相手に、完全復活を印象付ける活躍を見せられるか。

14:00 FC大阪 vs いわてグルージャ盛岡(J3)

前節のテゲバジャーロ宮崎戦で記念すべきJ3初勝利をマークしたFC大阪は、今節が待望のホーム開幕戦。終盤で逆転された開幕節の経験を糧に、前節無失点に抑えたことも自信になりそうだ。一方、1勝1敗の勝ち点「3」で並ぶいわてグルージャ盛岡は、ブラジル人FWドウグラス・オリヴェイラに注目。前節のFC琉球戦は不完全燃焼に終わったが、敵陣を突き進む“重戦車”の本領発揮を期待したい。

15:00 浦和レッズ vs アルビレックス新潟(J1)

浦和レッズは前節、開幕3連勝中だったヴィッセル神戸に1-0で勝利。今季初完封を記録した一戦では、ノルウェー人DFマリウス・ホイブラーテンの安定したプレーぶりが際立った。アルビレックス新潟とは久々の対戦となるものの、2006年以来負けなしと好相性を誇っており、本拠地『浦和駒場スタジアム』で3連勝を狙う。

対するアルビレックス新潟はJ1で唯一、開幕から無敗をキープ(2勝2分)。前節は川崎フロンターレを1-0で下し、さらなる自信を手に入れた。特に圧巻のプレーを続けているのがMF伊藤涼太郎。日本代表入りは叶わなかったものの、2試合連発中と絶好調の状態で気合いの入る古巣戦に臨む。

15:00 ガンバ大阪 vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)

ガンバ大阪は開幕4試合で2分2敗。前節のサンフレッチェ広島戦では、守護神をGK谷晃生からGK東口順昭に入れ替えて臨んだが、終盤にミスから決勝点を献上してしまった。今節もGKの起用法に注目が集まるが、前線ではFW宇佐美貴史もコンディションに不安を抱えており、ダニエル・ポヤトス監督は初勝利に向けてどんな策を施すか。

北海道コンサドーレ札幌は、前節の横浜F・マリノス戦で今季初勝利。昨年王者を相手に2-0と完勝を収め、嫌な流れを一変させた。その前節ではボール保持を試みる相手にハイプレスを機能させたが、今節も同様の展開に持ち込めるか。“ミシャ・サッカー”は今季で6年目。スタイルの練度で上回り、連勝を目指す。

15:00サガン鳥栖 vs ヴィッセル神戸(J1)

サガン鳥栖はここまで1勝1分2敗。前節・セレッソ大阪戦の敗戦によって黒星が先行したなか、今節は本拠地『駅前不動産スタジアム』で立て直しをはかる。注目はU22日本代表に選出されたMF本田風智とFW西川潤。今節は左サイドで攻撃を牽引していたMF長沼洋一が出場停止となるだけに、2シャドーの“日の丸コンビ”で違いを見せたい。

対するヴィッセル神戸は前節・浦和レッズ戦で完封負けを喫し、開幕からの連勝が「3」でストップ。ただ、サガン鳥栖戦は現在3連勝中、10試合負けなしと相性の良さを見せている。吉田孝行監督の初陣となった昨季後半戦の対戦でも2-0と快勝。相手のポゼッションを制限し、最後は前線のクオリティーで上回りたい。

15:00 FC岐阜 vs 鹿児島ユナイテッドFC(J3)

2試合連続ドロー中のFC岐阜は、前節の松本山雅FC戦で裏のスペースを狙った速攻から先取点を奪うなど、新しい姿を披露。今節は失点が続いているセットプレーの守備がカギとなりそうだ。対する鹿児島ユナイテッドFCは勝利した開幕節に続き、後半終了間際に得点を挙げる劇的な展開でFC今治を相手に勝ち点「1」を拾った。初のアウェイゲームでもその勢いをつなげていけるか注目したい。

16:00 川崎フロンターレ vs セレッソ大阪(J1)

川崎フロンターレは現在、アクシデント続出の緊急事態。前節・アルビレックス新潟戦ではMF大島僚太、DF山村和也が負傷交代を強いられ、結果も0-1の完封負けとなった。「奪還」を掲げる今季は序盤から正念場を迎えている。ただ、DF登里享平やFW小林悠は今節復帰の可能性もあり、チームを象徴する2人に大きな期待がかかる。

セレッソ大阪は開幕4試合目で待望の初勝利。前節・サガン鳥栖戦では、リーグ戦初先発となったMF香川真司、FW加藤陸次樹がそれぞれ得点を奪うなど、小菊昭雄監督の采配も奏功した。そして、昨季の川崎フロンターレ戦は2戦2勝。良いイメージのまま、今節も連動したプレスから主導権を握って敵地『等々力陸上競技場』で連勝を飾りたい。

3月19日

https://www.dazn.com/ja-JP/news

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