「スペシャルな特徴を持っている」新生・日本代表の初招集は20代前半の4名、森保一監督がそれぞれの特徴を語る
カタール・ワールドカップ(W杯)後、初の活動となる日本代表のメンバーが15日に発表。森保一監督が初招集の4名の印象を語った。
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今回のキリンチャレンジカップに向けては26名を招集。DF角田涼太朗(横浜F・マリノス)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、DF半田陸(ガンバ大阪)、FW中村敬斗(LASKリンツ)が初招集となった。
年齢を見ても角田が23歳、バングーナガンデが21歳、半田が21歳、中村が22歳と若く、この先の日本代表を背負う可能性を秘めている。
森保監督は初招集の4名の印象を聞かれ「それぞれチームでまずは存在感を発揮している選手だと思いますし、スペシャルな特徴を持っている選手たちかなと思います」とコメント。各個人の印象を語った。
「角田に関しては左利きでCBも左SBもできると思っていますし、攻撃力もあって後方からもビルドアップ、数的優位を作り出せる選手だと思っています」
「守備力が国際レベルでどれだけできるのか。攻撃もそうですが、彼の良さを見ていきたいと思いますし、この経験で成長してもらいたいと貰います」
「バングーナガンデ佳史扶。彼も左利きで、FC東京でレギュラーとして左サイドバックで存在感を放っているというところです。彼も攻撃の部分で非常に良い特徴を持って、攻撃に参加できるところ、セットプレーのキッカーとしても良いボールを配球できるという良さがあります」
「守備の部分においては同じFC東京の長友選手と比べるとまだまだ足りないところはあると思いますが、国際試合で必要な強度を培ってもらえれば、間違いなく日本の戦力となり、A代表、オリンピック、FC東京のさらなる戦力アップにつながると思いますので、期待しています」
「半田陸。以前から注目していました。山形時代、森山ジャパンでもアンダー世代で常に招集されて、中心選手として経験を積んでいると。その中で注目して見てきた中で、山形、そして今回ガンバ大阪への移籍で力をつけていっている選手かなと思います」
「良い守備から良い攻撃につなげていくという我々がW杯で勝っていくためにやらなければいけない守備の部分の強度を発揮できて、攻撃につなげられる選手かなと思います」
「中村敬斗。オーストリアで今活躍しているのはご存知かと思いますが、得点という結果と左ウインガーとしてチーム内でもヨーロッパの舞台でも存在感を放っている選手かなと思います」
「私は東京オリンピック世代の監督をさせてもらった時にアンダー世代で招集させてもらっていて、彼の成長も追ってみてきましたが、このプロという世界、代表という舞台でも戦える力をつけてきている選手かなと思います。左サイドから得点につながるようなプレーに期待しています」
いずれもサイドでのプレーに特徴を持つ選手であり、特に守備の3名は日本ではベテラン選手が長く務めたポジションでもある。今後どこまで生き残れるのか、注目が集まる。