G大阪新スタジアムでのイベント考案中…他種目、コンサートは不可 デイリースポーツ 11月6日(金)7時0分配信

来季からJ1G大阪が本拠地として使用する「市立吹田サッカースタジアム」(大阪府吹田市)の竣工式がこのほど同会場で行われた。総工費約140億円のう ち約75%が企業や個人からの募金。国内外のスタジアムを視察し、いいとこ取りで造られた“手作り”スタジアムが来年2月にお目見えする。

「ようやくここまで来た。感無量」とG大阪の野呂輝久社長。スタジアムは9月30日付で所有者となる吹田市に引き渡され、同市とG大阪が約48年という長期間の指定管理契約を結んだ。G大阪は管理者としてスタジアムの運営を行う。

ただし課題も多い。サッカー専用スタジアムのため、他種目での利用はほぼ不可能。コンサートなどの使用も難しいため「多くの人にたくさん利用してもらう アイデアを出さないと」と同社長。試合の日以外はレンタルを予定し、スタジアムツアーの実施や、隣接する商業施設「エキスポシティー」(19日オープン予 定)とのイベントも考案中だ。

2020年東京五輪でのサッカー会場誘致も有力だ。日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問は「このスタジアムでぜひとお願いしている」と、新スタジアムで の開催を熱望。クラブW杯などの国際大会の誘致についても積極的に行う意向だ。また年代を問わず「アジア各国のチームを集めて大会を主催したい」とG大阪 関係者。アジア進出を目指すクラブの方針とも重なることから、近いうちに国際色豊かな「ガンバカップ」開催もありえる。

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