広島、後半ATの劇的PK弾で今季初白星つかみ取る…競り負けたG大阪は宇佐美が負傷交代

[3.12 J1リーグ第4節 G大阪 1-2 広島 パナスタ]

J1リーグは12日、第4節を開催し、パナソニック スタジアム 吹田ではともに開幕未勝利のガンバ大阪サンフレッチェ広島が対戦した。試合は開始直後に先制した広島が後半25分にG大阪に追い付かれながらも、同アディショナルタイムに決勝点。2-1の勝利を収めて今季初白星を獲得した。

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開幕3戦未勝利(2分1敗)のG大阪は第3節神戸戦(●0-4)から先発5人を変更。今季リーグ戦初出場となるGK東口順昭、MF福田湧矢の他、FW鈴木武蔵、MFダワン、DF半田陸らを先発起用。一方、同じく2分1敗で未勝利の広島は第3節横浜FM戦(△1-1)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバ―に名を連ねた。

試合開始早々の前半2分に試合を動かしたのはアウェーの広島だった。左サイドからMF東俊希が送った浮き球のパスをPA内に走り込んだMF森島司が巧みなトラップから左足で折り返す。東口に足で触れられたものの、最後はMFナッシム・ベン・カリファが蹴り込んでスコアを1-0とした。

1点のビハインドを背負ったG大阪は前半33分、右サイドからMFファン・アラーノが送ったクロスに鈴木が走り込むが、左足ダイレクトで合わせたシュートはゴール右に外れた。

1-0のまま後半を迎えると、反撃に出るG大阪がゴールに迫る場面を作り出すが、広島守備陣が粘り強く対応して簡単には決定機を作らせない。しかし同25分、福田のパスから抜け出したFW宇佐美貴史が中央に持ち出して右足を振り抜くと、相手に当たってコースが変わったシュートがネットを揺らし、G大阪が試合を振り出しに戻した。

後半37分にはG大阪に逆転のチャンス。宇佐美のスルーパスから抜け出した鈴木がGK大迫敬介との1対1を迎えるが、シュートは大迫に阻まれてしまう。すると同40分にG大阪をアクシデントが襲い、負傷した宇佐美がMF山本悠樹との交代を余儀なくされた。

その後も両チームともに勝ち越しゴールを狙うと、後半アディショナルタイムにPA内でベン・カリファがMFネタ・ラヴィのファウルを誘って広島がPKを獲得。キッカーを務めたMF満田誠が豪快に蹴り込み、広島が2-1の勝利を収めた。

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