東日本大震災から12年…宇賀神友弥、鈴木武蔵ら現役Jリーガー6人によるサッカー大会で少年・少女が心をひとつに黙とう

現役Jリーガー6人が協力し、小学校5、6年生を対象にしたサッカー大会「株式会社スプリングエステートpresents HEROES CHAMPIONSHIP~プロサッカー選手が創る次世代への架け橋~」が3月4、5日の2日間、福島県楢葉町のJヴィレッジで開催された。東日本大震災から12年を迎える11日を前に、参加した少年、少女らが震災について学習し、大会中の黙とうで思いを込めた。

開催に関わったのはG大阪のFW鈴木武蔵、札幌MF荒野拓馬、岐阜DF宇賀神友弥、湘南DF岡本拓也、京都MF松田天馬、同MF川崎颯太の現役Jリーガー6人。選手たちは試合開催日のため現地には足を運べなかったが、大会第1日目の4日にZOOMなどを活用して、子供たちと共に東日本大震災についての学習などを行った。

全国から集まり、貴重な学習体験も経た11~13歳の子供たちは、5日の第2日目に、チームは異なっても心を一つに、震災から12年を迎える日を前に黙とうを行った。京都から参加し、子供たちの姿を見つめた園部フットボールクラブの中村裕予コーチは「選手、コーチ、保護者の胸に、震災復興への思いや、プロサッカー選手の思いが刻まれたと思います。サッカーを通してたくさんの方がつながり、勇気をもらえる愛溢れる素晴らしい大会になりました」。少年・少女の行動を知った京都MF川崎も「学習の場も通じて、子供たちがこのような行動をしてくれたなんて…。それだけでも、この大会を開催できた意義があったと思います」と感慨深げに振り返った。

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