G大阪、神戸に4失点大敗 ポヤトス監督は謝罪 立ち上がり、球際など改善点は多数
◆明治安田生命J1リーグ 第3節 神戸4―0G大阪(4日・ノエスタ)
G大阪は神戸に大敗し、ポヤトス新監督(44)が就任した今季の初黒星を喫した。立ち上がりから神戸の勢いに飲み込まれ、前半3分に失点。その後は前半6分にMF宇佐美のミドルシュートがポストを叩き、同43分にはMFアラーノのクロスから移籍後初先発のチュニジア代表FWジェバリがヘディングで狙うシーンも作ったが、決定機はこの2つのみ。後半2分には神戸DF酒井のシュートがDF黒川をかすめてネットを揺らす不運な形で2失点目を喫すると、守備が崩壊して計4失点を喫した。
試合後、記者会見に臨んだポヤトス監督は、開口一番「悪い試合をしてしまい、まずサポーターに謝りたい。立ち上がりに集中力を欠いた入り方をしてしまった」と話した。ボールを支配する意図で起用したMF宇佐美、山本悠、ラビの中盤3枚が機能せず、神戸の強度が高い攻守に圧倒され「後半開始の失点がメンタル的にダメージが大きかった。今、G大阪はプロセスの中にいるが、この場を借りて全員に伝えたいことは、冷静に戦う必要があるということ」と話した。改善点としては「インテンシティー、そしてアグレッシブさ。特に攻守における球際のデュエルも改善が必要。攻撃で言えば、優位性を見つけたところでのリズム、スピードの変化も大事になってくる」と指揮官。神戸に過去最多点差となる4点差で敗れた屈辱を、チームの糧とすることを誓っていた。