【開幕特集】チーム全体のバランスを整えながら昨季からの巻き返しへ。新加入の森勇人がカマタマーレ讃岐の軸を担う | J3リーグチーム紹介
2023シーズンの明治安田生命J3リーグ各クラブとキーマンを紹介する。
チーム紹介
昨季の17位から巻き返しを誓うシーズンとなる。
34試合を戦いわずか6勝に終わった昨季のチームから選手は大幅に入れ替わった。9ゴールを奪いチーム得点王の松本孝平や守備の要であった遠藤元一、25試合に出場した内田瑞己などの主力を含め、16人の選手がチームを離れた一方で、江口直生や森勇人、金井貢史といった経験豊富な選手を筆頭に14人の選手が加入した。さらに監督を務めるのは、川崎フロンターレや町田ゼルビアでコーチを務めた経験のある米山篤志氏。Jリーグの舞台では初めての指揮となる46歳の指揮官に今季を託すこととなる。
昨季は得点と失点がアンバランスで複数失点を喫して敗れる試合も少なくなかった。まずはチーム全体のバランスを整えながら、勝点を積み上げていきたい。
注目選手紹介
●MF 8 森勇人
生年月日:1995年4月21日(27歳)
昨季成績:16試合2得点(J2)
将来を嘱望されながらもプロ入り後は、思うような結果を残せていない苦労人が、讃岐でリスタートを図る。
名古屋グランパスのアカデミーで育ち、ジュニアユースとユース年代のそれぞれで結果を残し、2014年にトップチームに昇格。生え抜き選手として期待は高かった。しかし、2016シーズンまでの3年間でリーグ戦のピッチに立つことは叶わず、プロの壁に直面。2017シーズンからはガンバ大阪に加入するも状況は大きく変らず、主戦場はU-23チームでJ3を中心に戦う日々を過ごした。それでも、2019シーズンから所属した水戸ホーリーホックで能力を発揮する。2020年と2021年には32試合でピッチに立つなど、主力としてチームを引っ張った。
酸いも甘いも知るこの男が今季のチームにおいて軸になるのは間違いない。すべての経験を注ぎ、このクラブを浮上させる。