【開幕特集】今季から霜田正浩氏を招聘! 松本山雅FC、新指揮官の下でアグレッシブ&魅力あふれるフットボールを目指す | J3リーグチーム紹介
2023シーズンの明治安田生命J3リーグ各クラブとキーマンを紹介する。
チーム紹介
2年目の指揮となる名波浩監督の下、1年でJ2復帰を目指した昨季は、シーズン終盤まで昇格争いに加わっていたものの、あと一歩のところで勝ち切れない試合が続き、最後は4位でフィニッシュ。もう少しで手が届くところまで近づいたものの、目標を達成することができなかった。
この結果をもって名波監督は退任。今季から大宮アルディージャ前監督の霜田正浩氏を招聘し、アグレッシブで魅力あふれるフットボールを目指して新たなスタートを切る。今オフは伸び盛りの横山歩夢など複数の選手がチームを離れたが、多くの主力選手の慰留にも成功。戦力はしっかりと確保できているだけに、新監督のチーム作りがうまく進めば、序盤から勢いを持って進んでいける可能性もあるだろう。
あとは昨季11得点の横山が抜けた穴を誰が埋めるか。ここぞという重要な時に得点を取れる選手が出てくれば、昇格争いの有力候補となることは間違いない。
注目選手紹介
●FW 49 渡邉千真
生年月日:1986年8月10日(36歳)
昨季成績:23試合3得点(J2)
昨季の得点数でチーム内トップだった横山、2位だった外山凌がチームを去った中、新たな得点源として期待されるのが渡邊だ。
早稲田大学時代から「怪物」と称されたストライカーは、Jの舞台でも得点力の高さをいかんなく発揮してきた。横浜F・マリノス、FC東京、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪と行く先々でコンスタントにゴールを重ね、FC東京時代の2013年には年間17得点を記録。J1通算100得点を達成するなど、ストライカーとして大きな成果を上げてきたと言っていいだろう。
21年からは横浜FCでプレーし、初めてJ2リーグを経験した昨季は23試合3得点を記録した。そして今季は松本に移籍し、初のJ3の舞台へ。まだまだゴール前の得点感覚は衰えておらず、ピッチに立つ時間が増えれば増えるほど、その得点力を見せることができるはずだ。新天地でエースとしてゴールを量産することができるか。楽しみなシーズンに挑む。