<サガン鳥栖×「写眼」鳥栖>天空席を見上げて アウェーG大阪戦

今季アウェー初戦となった2月25日のG大阪戦。メディア受付を済ませてスタジアムに入ると違和感を覚えた。鳥栖のサポーター席が見当たらない。しばらくキョロキョロしていると、傾斜がきついスタンドの上層エリアに見慣れた横断幕が並んでいた。

真下に近い位置から探していて、見上げるまで気づかなかった。昨季の対戦ではアウェーサポーター席がピッチに近い下層エリアにあったので、比べるとかなり遠く感じた。

試合はG大阪に先制を許した後、投入された鳥栖FW樺山諒乃介が躍動した。敵陣ペナルティーエリア内で3人をかわし、GKのニアを打ち抜く同点弾。Jリーグを放送するDAZNダゾーン)が公式ツイッターで「メッシ級のスーパーゴール」と紹介するなど、大きな反響を呼んだ。

プロ3年目の今季、鳥栖に移籍してJ1初得点。仲間に祝福された樺山はゴールパフォーマンスで目線を上げた。ユニホームのエンブレムをたたき、手で望遠鏡ポーズ。天空席の鳥栖サポーターに存在を強烈にアピールした。(写真と文・米倉義房)

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