【鳥栖】FW樺山諒乃介、2戦連発での今季初勝利へ意欲「途中から出ても結果を出す」

J1サガン鳥栖は1日、佐賀・鳥栖市内で練習を行い、ホーム名古屋グランパス戦(4日、駅スタ)に備えた。

横浜F・マリノスから新加入のFW樺山諒乃介(20)が、2戦連発での今季初勝利へ意欲を見せた。

体幹トレなど午前練習を終え、取材対応。ここまでは2戦連続途中出場だが、初先発の可能性もある名古屋戦へ「スタメンで出たいが、自分に託された仕事をやるだけ。途中から出ても結果を出す」と、活躍を誓った。

後半15分に途中出場の2月25日の前節ガンバ大阪戦。同19分、左足の切り返しなど巧みなドリブルで相手DF3人をかわして、角度のないゴール右から同点弾を決めた。

中学時代からのルーティンも功を奏した。ゴールのアイデアのため、試合前は動画でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシや、ブラジル代表FWネイマールらのドリブルなどを見て、感覚を研ぎ澄ますという。

G大阪戦も、「試合に使う感覚がうまく生きた」と、イメージに描いたゴールで貢献した。

名古屋戦も「もう1回、自分の良さを見せて勝ち、いい波に乗りたい」と、スーパーゴールの再現を狙う。

大阪・興国高から横浜に加入したルーキーイヤーの21年、開幕戦で先発するなど話題をさらった。だが、その後はチャンスを得られず、夏からJ2モンテディオ山形に期限付き移籍した。

山形で経験を積み、昨季横浜に復帰した。だが、またしても結果が出せず、再び山形に期限付き移籍していた。

そして、活躍の場を求めて、さらなる新天地へ完全移籍。悔しさをバネに、2度目のJ1クラブで奮闘中だ。

横浜では高卒で開幕スタメンに抜てきされ、「調子に乗った自分がいた」という。浮足立って、「練習は100パーセントでなく、70~80パーセントでやっていた」。努力を怠り、必然的に、出場機会も遠のいた。

だが、「山形に行って、いつも120パーセントでやるようになって、少しずつ変わっていった」と自らも感じるといい、次なる高みを目指す。

鳥栖では金髪に染め、心機一転。待望のJ1初ゴールを皮切りに、勢いを加速させる。【菊川光一】

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