G大阪GK谷晃生、鳥栖戦の超絶ゴール振り返り「あれを触れるように」東口順昭との比較も言及「重々承知」
G大阪のGK谷晃生(22)が28日、鳥栖戦(25日・パナスタ)で鳥栖FW樺山諒乃介(20)に許した失点を振り返った。1点リードの後半19分、自陣左サイドでDF3人がかわされ、最後は至近距離からニアサイドを破られた。J1第2節のベストゴールと言えるほどのシュートだったが「(GKが)ノーチャンスだとは言わない。足の振りが速く、タイミングが難しかった。ただあれを触れるようになっていけば」と語り、悔しさをにじませた。
湘南への期限付き移籍から4年ぶりに復帰した今季、元日本代表GK東口順昭(36)との競争を制して開幕から2試合連続で先発した。開幕の柏戦ではPKを含む2失点、鳥栖戦では1失点し、チームは2試合連続引き分け。どの失点もGKが責められるようなシュートではないが「シュートは全部止めたい。それはGK全員が思っていること。ただゴールを一人で守るのは難しい部分もあるので、仲間と協力しながらやる。とはいえ自分の力で防げるように。谷が止められなかったら仕方がない、といわれるぐらいの活躍をしていかないと」と表情を引き締めた。
強い責任感を口にする理由の一つには、東口を差し置いて先発している、という思いがある。「見ている方々に、ヒガシさん(東口)なら止められたんじゃないか、と思わせていたら、僕が出ている意味がない。自分の能力や、結果をもっと示していきたい」と語る。東口と比較されることについても「重々承知しているので。その中で自分の良さを出していきたい」と、自らのプレーでピッチに立つ理由を示すつもりだ。
次節は開幕2連勝で首位タイに立つ神戸戦(3月4日・ノエスタ)。元日本代表FW大迫ら豪華FW陣に対し「神戸は本当に個の能力が高い選手が多い。2連勝でチームも勢いに乗っていると思う。僕はいつも通り試合に入れれば」。チームを今季初勝利に導くことで、正GKのポジション固め、さらに日本代表復帰へとつなげていく。