J1・G大阪、またも今季初白星お預けもポヤトス新監督「価値のあるゲーム。非常にポジティブに捉えている」

明治安田J1第2節第2日(25日、G大阪1-1鳥栖、パナスタ)またも勝利に届かなかった。ホーム開幕戦を迎えたG大阪は、1─1のドロー。ホームを埋めた2万5865人の大半を占めたガンバサポーターに今季初白星は届けられなかったが、ポヤトス新監督は一定の手応えを口にした。

「選手は素晴らしいプレーをしてくれた。決め切るところをしっかりと決め切れていれば素晴らしいゲームになった。価値のあるゲームだった。非常にポジティブに捉えている」

前半から華麗なパス回しで鳥栖のDF陣を崩し、何度も決定機を作った。同15分の左サイドからのコーナーキックではショートコーナーを選択し、宇佐美が右足でゴール前へクロス。こぼれ球を鈴木が右足で押し込み、ネットを揺らした。

先制かと思われたが、VARの結果、オフサイドの判定に。鈴木は「(ゴールが)取り消しになった後も切り替えてやっていました」と集中を切らさず、後半6分にも右サイドのコーナーキックからのこぼれ球に反応し、今度こそ先制ゴールにつなげた。

同19分に一瞬の隙を突かれ、同点ゴールを奪われたが、最後まで攻めの姿勢を崩さず、指揮官は「チームとしては良い道を歩んでいる。選手はアイデアを持って戦ってくれた」と評価。主将のFW宇佐美も「もっと前に出ないと(点を)取られるな、というのは1試合、2試合で感じている。そういうのがいい方向に出ればいい」とうなずいた。

18日の開幕戦も終了間際に失点し、柏とドローだった。次は3月4日、開幕2連勝の神戸とアウェーで対戦。ポヤトス新体制初白星を挙げ、新たなガンバの船出とする。(西垣戸理大)

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