鳥栖 途中出場した新加入・樺山が“メッシ級”のJ1初ゴール 今シーズン初の勝ち点ゲット

◇J1 第2節 G大阪1―1鳥栖(2023年2月25日 パナスタ)

鳥栖は後半から途中出場した新加入のFW樺山諒乃介(20)が“メッシ級”のスーパーゴールを決め、1―1で引き分け。今シーズン初の勝ち点1をゲットした。

大阪の興国高校出身で横浜Fマリノスには高校2年で内定。21年には高卒新人ながら開幕スタメンを飾ったホープの樺山が片りんを見せた。1点を追う後半19分。左サイドからのクロスボールをペナルティーエリア内の右サイドで受けた。ここからが凄かった。キックフェイント、股抜き、さらにもう1人かわし、角度のないところから右足で振り抜いた。J1初ゴールを決め「よっしゃー」と絶叫。「ずっとJ1でのゴールを求めていたので、やっと取れて良かったです」と笑みを浮かべた。

得意のドリブルから得点を決めた。「相手が嫌がるエリア内で発揮できた。自分のこれからの成長にいいイメージをつけられるゴールになったと思います」と胸を張った。川井健太監督からは日頃の練習から「冷静に」と声をかけられていたという。「ゴール前という特に一番楽しめる場所で、冷静にドリブルをすることを意識していた。早めの段階で表現できて良かったです」と話した。その後も右サイドから相手を揺さぶるなど躍動した。

次節はホームで名古屋戦。「絶対に負けと引き分けを勝利につなげられるチームだと思っているので、次に期待しておいてほしいです」と樺山。今度こそ勝ち点3をつかむ。

樺山 諒乃介(かばやま・りょうのすけ)2002年(平14)9月17日生まれ、大阪府出身の20歳。9歳でサッカーを始める。21年にJ1横浜Fマリノスに入団。同年4月のルヴァン杯でプロ初ゴール。同年7月にJ2山形へ育成型期限付き移籍した。22年に横浜へ復帰を果たし、リーグ戦7試合に出場も無得点。7月から再び山形へ育成型期限付き移籍。1メートル71、68キロ。

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