注目の高卒ルーキー5選!ネクスト三笘、鹿島のニュータイプCB、桜の新司令塔など…【Jリーグ開幕】
2月17日に2023年シーズンのJリーグがついに開幕する。今季は高体連から16名のルーキーがJリーグ入りを果たした。ここでは1年目から活躍が期待される注目の高卒ルーキー5選を紹介する。
名願斗哉(履正社→川崎フロンターレ)
G大阪Jrユースから履正社へと進学すると全国区の選手に成長。緩急自在の独特なドリブルが持ち味で、川崎フロンターレの向島建スカウトからは「スピードやテクニックがあり、雰囲気もあるしスター性もある」と評される。相手をスルスルとかわしていくドリブルスタイルから『ネクスト三笘』との呼び声も高い。
昌平でキャプテンを務めた責任感溢れるディフェンスリーダーは、クレバーに相手アタッカーを封じる。ビルドアップもそつなくこなすうえに、空中戦にも強い。鹿島アントラーズの牛島真諭スカウトからは「これまでの鹿島っぽくないかもしれないが、ビルドアップのスタートになれ、これから必要なCB像でもある。クレバーさや状況判断という武器を活かしてゲームを支配してもらいたい」と期待を寄せられる。昌平出身ではFC東京のレフティドリブラー荒井悠汰も注目だ。
大迫塁(神村学園→セレッソ大阪)
タレント揃いの神村学園を束ねた年代屈指の司令塔。長短を織り交ぜたパス捌きが自慢で、チームの攻撃を巧みにリードする。また爽やかな見た目で一見するとクールなキャラクターに見えるが、ピッチの上では気迫のこもったハードワークも見せる。「『セレッソ大阪と言えば大迫塁だよね』と言われる選手になりたい」と”桜軍団”の顔にならんと意気込んでいる。
行徳瑛(静岡学園→名古屋グランパス)
トヨタ自動車でプレーした浩二氏を父に持つ”サラブレッドDF”。長身を活かしたパワフルなディフェンスだけでなく、一気に局面を打開するロングフィードも魅力のCBだ。名古屋のGMを務める元日本代表MF山口素弘氏をして「日本を代表するだけのポテンシャルは持っている選手。責任の重さをひしひしと感じる」と言わしめる逸材だ。
森重陽介(日大藤沢→清水エスパルス)
198センチの長身でスケールの大きさを感じさせるストライカーだ。ただ大きいだけでなく、50メートル6.2秒の快足と巧みなボールコントロールも持ち合わせる。高校時代にはFWとCBをこなす”二刀流”としても注目された。清水ではFWでの定位置争いを続けている。将来が楽しみな規格外のタレントは「子どもたちに夢を与えられるようなサッカー選手になりたい」とプロの舞台での活躍を期す。