J3参入の奈良クラブが始動 フリアン監督「情熱を見てほしい」

昨季の日本フットボールリーグ(JFL)で優勝し、今季からJリーグ(J3)に参入する奈良クラブが16日、奈良県生駒郡三郷町に整備中の新たな練習拠点「ナラディーア」で始動した。これまで「Jリーグ空白県」だった奈良県に誕生したJクラブとして注目が集まっている。

約30分のミーティングで新加入のスタッフや選手が自己紹介した後、3季目の指揮を執るスペイン人のフリアン監督の下、約1時間半、ランニングやミニゲームなどのメニューをこなした。 フリアン監督は「Jリーグはすべてにおいてプロフェッショナルで、自分たちを成長させてくれるリーグ。素晴らしいチームと競争していくことを楽しみにしている」と抱負を話した上で、「一番の補強は昨年から残ってくれた選手。チームとしての基礎があるので、そこからしっかり成長していきたい。われわれは日本のチームの中でも情熱を持ってプレーしている。その情熱のところを(多くのサポーターに)見てほしい」と訴えた。

また、静岡学園高からJ1のG大阪入りし、すぐに奈良クラブに期限付き移籍した18歳のMF高橋隆大は「自分がどうしたいのかを考えた中で、移籍を決めた。自分は試合に出てみせるタイプ。年齢は関係なく1年目からチームの中心になれるようにしたい」と意気込みを口にした。

浜田満社長によると、クラブは3年以内のJ2昇格を目指しており、今季はJ3で10位以内につけたいという。新練習拠点のナラディーアは今月末にお披露目の予定。クラブハウスのほか育成年代の選手寮なども備え、クラブ組織全体の充実を図っている。

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