FC大阪新監督に志垣良氏「風雲之志を持ったクラブのビジョンに共感」来季J3初参戦
来季からJ3に初参戦するFC大阪は15日、新監督に前J3八戸監督の志垣良氏(42)が就任することを発表した。塚原真也監督(37)は今季限りで退任し、強化部ダイレクターに就任する。
FC大阪は今季のJFLで2位となり、観客動員数などJ3入会条件をすべてクリア。G大阪、C大阪に続く大阪3番目のJリーグクラブという悲願を達成した。就任3年目でJリーグ入りの目標を達成した塚原監督はJ3を指揮するために必要な公認S級ライセンスを所有していないため、退任することが決まっていた。
後任監督の人選を進めていたクラブは、J3指揮経験があり、低迷する八戸を立て直した志垣監督と交渉。J3初年度を任せることに決まった。今年6月に八戸監督に就任した志垣監督は17位だったチームを10位までチームを押し上げている。
志垣監督は福岡県出身。東福岡高卒業後に英国に渡り、2001年までプレー。帰国後は指導者としての福岡、鳥取、京都やシンガポール、タイなどでもキャリアを積んだ。18年にS級ライセンスを取得。
志垣新監督はクラブを通じて次のようにコメント。「Jリーグ初参入ですが、風雲之志を持ったクラブのビジョンに共感致しました。人間が財産。若くフレッシュなエネルギーを活かし、選手、スタッフみんなが成長できるチームを作りたいと思います。日々の練習から1分、1秒、ワンプレーにこだわり、個々の成長、価値を上げること、また、プレーのインテンシティーを上げることがチームの発展に繋がり、世界に通用するクラブになるための第一歩となります。FC大阪に関わる全ての方々と多くの喜びを共有できる様に、真摯な姿勢で、実直に、誠実に、そして、観ていただく皆様の心を動かすダイナミックな試合展開を毎試合届けられる様にクラブ一丸となって突き進んでいきたいと思います。東大阪の花園から、日本のスポーツ界を盛り上げていきましょう!」
塚原前監督も「指導はリレーのようなものです。育成年代から前所属の指導者の皆様が育てて下さった選手たちが集結し、チームスタッフ、フロント、サポーターが一枚岩となり、FC大阪ファミリーとして闘うことが出来ました。サポーターの皆様には選手に【大阪魂】を入魂していただき、どのチームにも負けない熱い応援でサポートしていただきました。心強かったです。本当にありがとうございました。Jリーグ入会がゴールではなく、ここがスタートとなります。Jリーグの舞台でも、FC大阪ファミリーが一丸となり、高みを目指して、共に闘って行きましょう。
引き続き熱い応援宜しくお願い致します。3年間ありがとうございました。そして最後に…この3年間を死に物狂いでサポートしてくれた妻と家族に感謝します。本当にありがとう」とコメントした。



