韓国代表、カウンター狙い・守備重視のプランもブラジル代表の攻めに抗しきれず…アジア勢すべて姿消す
サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会は5日、決勝トーナメント1回戦で、3大会ぶりにグループリーグを突破した韓国代表が、ブラジル代表に1―4で敗れ、アジア勢はすべて姿を消した。
試合終了の笛とともに、韓国の選手たちは両手を膝についてうなだれた。J1のG大阪などに所属した金英権(キムヨングォン)は「難しい試合だった。相手はうまいし、自分たちには運もなかった」と日本語で無念さを語った。
ベント監督が「選手間の距離を狭めて、カウンターを狙った」と明かした守備重視のプランも、ブラジルの攻めには抗しきれず、前半だけで4失点。それでも、後半は3トップへと布陣を変え、途中出場の白昇浩(ペクソンホ)が76分に1点を返すなど、最後まで戦う姿勢を示した。
「これが終わりではない。我々はもっと前に進むべきだし、自分自身も成長できるように努力を続ける」と孫興民(ソンフンミン)。最後はブラジルの壁にはね返されたが、2010年以来となる決勝トーナメントの経験は、大きな財産になる。(平地一紀)



