異論は認める。J1“myベスト11”|食野の股抜き弾に心震える。酒井は厳しい言葉でチームを奮い立たせた【記者の視点】

窮地のシーンで登場したヒーロー、宇佐美

横浜の3年ぶり5度目の優勝で幕を閉じた今季のJ1リーグ。11月7日にはJリーグアウォーズが開催され、MVPの岩田智輝(横浜)を含むベストイレブンが発表された。その11人とは一線を画すような独自のセレクトを紹介。活躍度はもちろん、心に残るプレー、人柄や将来性、単純な好みなど……選定基準はなんでもアリ。スポーツニッポン新聞社の飯間健記者が選定した「myベストイレブン」。異論は、認める

【PHOTO】手拍子で選手を後押しし続けた、ヴィッセル神戸サポーター!

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私が担当する関西クラブは今季4分の3が残留争いに巻き込まれた。降格を願う番記者はいない。京都は11月13日にJ1参入プレーオフ決定戦に回ることになったが、J2自動降格を救う“この選手がいて良かった”と思った11人を選出したい。

GK 上福元直人(京都)

言わずと知れた“神”福元。何度も目を覆った絶体絶命のピンチを救ってくれた。

DF 昌子 源(G大阪)

レギュラー落ちを味わっても、チームがどんな苦境でもポジティブな意見を発信した。

DF マテウス・トゥーレル(神戸)

今夏加入。9月に負傷したため7試合出場に留まったが、加入早々に実力証明。降格圏に沈んでいたチームの希望に。

DF 酒井高徳(神戸) 厳しい言葉でチームを奮い立たせた闘将。G大阪戦で決勝ゴールの呼び水になった気迫あふれるプレッシングは印象的。

DF 荻原拓也(京都)

怖いもの知らずのドリブラー。「オレは11分の1の選手じゃない」と言い切れるメンタリティは気持ち良い。

MF ダワン(G大阪)

10月の敵地・横浜戦。1メートル77ながら打点の高いヘッドで勝利につながる先制点をアシストした時は「おおっ!」声を上げて驚いた。

MF 小林祐希(神戸)

今夏加入。クレバーな位置取りで攻守の潤滑油に。福岡戦では「人生初ヘッド」でV弾。

MF 汰木康也(神戸)

抜群のキープ力とヌルッとしたドルブル突破。多くのチャンスを演出し続けた陰のMVP。

MF 食野亮太郎(G大阪)

大一番の磐田戦で股抜き弾。吹田スタジアムが揺れたし、私も心震えた。

FW 宇佐美貴史(G大阪)

右アキレス腱断裂の長期離脱から10月復帰。圧倒的な技術とキック精度で攻撃を牽引した。まさに窮地のシーンで登場したヒーロー。

FW 大迫勇也(神戸)

負傷に悩まされたが復帰戦となった9月のG大阪戦でいきなり2得点。決定力だけではなく味方を使うプレーも抜群。なぜ代表落選?

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