G大阪がJ1残留! 今季4戦全敗の鹿島戦で勝ち点1、他会場結果で15位フィニッシュ【明治安田J1最終節】

明治安田生命J1リーグ最終節の1試合が5日に県立カシマサッカースタジアムで催され、鹿島アントラーズvsガンバ大阪は0-0のドローに終わった。

【写真】何とも言えない表情!ピッチ入場したピトゥカの娘

他力も絡むが、ACL圏3位滑り込みの可能性を残す5位の鹿島と、勝てば自力残留となる一方で、引き分けや敗北となればプレーオフに回る16位や、自動降格圏の17位転落の恐れも孕む15位のG大阪。そんなG大阪にとって、今季の公式戦4試合で全敗の鹿島を相手にした運命の一戦となった。

8試合ぶりに白星でホーム最終戦に挑む鹿島は出場停止明けの広瀬と樋口が揃って先発復帰。一方、ここ3試合負けなしの2連勝で大一番に臨むG大阪は小野瀬とレアンドロ・ペレイラがメンバー外となり、ここ2試合で1得点1アシストの食野と2戦連発中のパトリックがスタートから出場した。

今季のここまで鹿島圧倒の対戦カードだが、それぞれ新体制になってから初のマッチアップとなる両者。互いにボールを持つ時間を作りながらフィニッシュで終わり切れない流れが続くが、最後のところに差しかかる数で鹿島がやや優位に立ち、次第に押し込む構図に持っていく。

G大阪もここ3試合無失点の守りで鹿島にそうチャンスを作らせず、ただ引くだけでなく、ボールを奪ったら幾度かうまくカウンターに繋げるシーンも。一気に攻め切れないと見るや、一度ボールを落ち着かせて足下で崩しにかかる場面も作り出すが、なかなかシュートで終われない。

盛り上がりどころを欠いて折り返した試合も鹿島がボールを握り、58分に最初の交代で荒木と常本がピッチに。すると、60分に右サイドからのクロスを鈴木が落として、荒木にさっそくチャンスが巡ってくるが、古巣戦となる昌子にゴール前でブロックされ、ネットを揺らせない。

押し返す場面もあった前半と比べて、守勢に回る時間が増え出すG大阪も63分に最初の交代で福田と齊藤を送り込み、71分にもウェリントン・シウバを投入。立て続けの選手交代で守備一辺倒になりつつある流れを好転させようとしたが、72分にも船橋を投入した鹿島ペースが続く。

あとはどう最後のところをこじ開けるかという状況の鹿島は85分に仲間と名古も送り込み、交代カードを使い切るが、ゴールが遠く、後半アディショナルタイムに突入。4分間の追加タイムがあったが、最後まで動きなく、今季5度目の対戦は勝ち点1ずつを分け合う結果に終わった。

ホームでの最終戦を白星で飾れずの鹿島は4位でフィニッシュ。一方、自力残留とならなかったG大阪は17位の清水エスパルス、16位の京都サンガF.C.の結果にすべてを委ねる状況となったが、前者が敗北、後者が引き分けとなり、15位でJ1残留を決めた。

鹿島アントラーズ 0-0 ガンバ大阪

https://web.ultra-soccer.jp/

Share Button