J1残留圏ギリギリ15位のG大阪FW宇佐美「順位云々ではない。借りを返す」今季4戦全敗の鹿島戦に集中
J1自動残留圏ギリギリの15位・G大阪はあす敵地で鹿島と対戦する。対鹿島は今季公式戦4戦全敗。FW宇佐美貴史は「大きな借りがある。順位云々ではない。負け続けている借りは返さないといけないし、悔しさをぶつけないといけない」と一矢報いることに集中した。
鹿島に勝つ―。単純だが、これこそが最善の思考だ。引き分け以下ならば清水(17位)や京都(16位)など他会場の結果次第だが、勝てば文句なしの自力残留が確定。未来の選択肢は自らの手の中にある。ならば全力で白星をつかみにいくだけだ。
3月にアキレス腱断裂の大けがを負った宇佐美自身は、対鹿島は2月19日のリーグ開幕戦のみ出場。残り3試合はスタンドやTVで観戦した。感じたのは「負けた理由は一つじゃない。シンプルに力負けしていた」ということ。それでもチームは3試合連続無失点の堅守を武器に、現在2勝1分けと3試合負けなし。そして一振りで局面を変えられる宇佐美がいるのは大きい。
「勝ちたい気持ちをどれだけ持てるか。負けたくないではなく、ね。ベンチの選手やメンバー外になった選手、トレーナーも含めて。クラブ全体で勝つという気持ちを表現できるか。今までの試合以上に最後の最後でその気持ちが大事になる」
カシマスタジアムでは17年以降公式戦6試合連続で勝利なし。鬼門だが、最後は笑って終わる。