G大阪、途中出場の食野とパトリックが値千金ゴール

負ければ残留が厳しくなっていた大一番。G大阪は途中出場の食野(めしの)とパトリックの値千金の活躍で、勝利を呼び込んだ。29日にパナソニックスタジアム吹田で行われたホーム最終戦。残留争いのライバルだった最下位磐田を2-0で下して、パナソニックスタジアム吹田では約4カ月ぶりの白星をマーク。勝てば自力での残留が決まる最終戦に向け、試合後のセレモニーで松田監督は「非常に大きな勝ち点を取れた。ただ、まだ終わっていません。鹿島でのアウェーに必ず勝って(大阪に)帰ってきたい。最後は歓喜をシェアしましょう」とサポーターに呼びかけた。

立ち上がりから立て続けに好機をつくりながら、決定力を欠いて得点を奪えない。それでも攻撃の手を緩めず、後半21分にゴール前の危険なエリアでフリーとなった食野が相手DFのブロックをかわして先制ゴール。同28分にはパトリックがオーバーヘッドシュートで追加点を奪った。

「ピッチに入るときに足を振ってやろうと思っていた。いいところにボールがきて、落ち着いて股の間を転がせた」と食野。2試合連続得点のパトリックは「戦う姿勢を見せられた。後半、みんなで(プレーの)強度を上げられたのが良かった」と強調した。

「(前節の横浜M戦から続いて)2連勝していることに満足はしていない。何があるのか分からないのがサッカー。地に足をつけて次の試合に臨むだけ」とは指揮官。残留の目標達成まで、兜(かぶと)の緒は緩めない。

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