【J1展望】2ndステージ・15節|仙台-G大阪|仙台がホーム最終戦で強敵撃破を狙う SOCCER DIGEST Web 10月24日(土)17時0分配信

仙台――統率のとれた守備ブロック形勢が鍵に。

J1リーグ 2ndステージ・15節
ベガルタ仙台 – ガンバ大阪
10月25日(日)/14:00/ユアテックスタジアム仙台

ベガルタ仙台
2ndステージ成績(14節終了時):15位 勝点12 3勝3分8敗 16得点・23失点
年間成績(31試合終了時):12位 勝点35 9勝8分14敗 43得点・43失点

【最新チーム事情】
●ターンオーバーを採用した天皇杯3回戦、リーグ戦と無失点で公式戦2連勝。
●「紅白戦で様々な組合せを試した」(渡邉監督)と再びチーム内競争が激化。
●鎌田が出場停止明けで先発復帰の予定。石川直は従来のように左SBで起用か。
●ウイルソン、金園は別メニュー調整。今節の出場は厳しいか。

【担当記者の視点】
前節・清水戦ではアウェーで貴重な勝点3を積み上げ(○1-0)、“オリジナル10”の一角にトドメを刺しただけでなく、自身の残留を大きく手繰り寄せ た。内容は決してチームの目指すサッカーと合致しなかったものの、明確な狙いを持って戦い続ける規律の高さは今後への良い材料となったはず。

今節は、第1ステージ・16節で1-1と勝敗の決しなかったG大阪を迎え撃つことになる。まずやるべきは、1試合をとおして高い集中力を保ち、統率の取 れた守備ブロックを形成すること。そのうえで守→攻の切り替えの早さと精度を持続することだ。ここ数試合はボールを奪った後のつなぎに難はあったものの、 今週のトレーニングで修正を施しており、期待値は低くない。

G大阪は確かに強敵ではあるが、4日前にACL準決勝を戦ったばかりで疲労は蓄積している。またリーグ戦でのホーム最終戦という点も踏まえれば、今節での勝利が求められるのは必然だ。

G大阪――31日のナビスコカップ決勝に向けて、攻撃陣の奮起に期待。

ガンバ大阪
2ndステージ成績(14節終了時):4位 勝点25 7勝4分3敗 25得点・21失点
年間成績(31試合終了時):4位 勝点57 16勝9分6敗 49得点・34失点

【最新チーム事情】
●大津高のDF野田裕喜、FW一美和成が来季新加入として仮契約。
●天皇杯4回戦の相手が川崎に決定。
●ACL広州恒大戦でベンチスタートだった宇佐美は先発復帰の見込み。
●国内三冠に向けて仕切り直しの一戦。広州恒大戦から中3日で疲労が気掛かり。
●遠藤がJ1通算100点まであと2ゴール

【担当記者の視点】
10月21日のACL準決勝第2戦・広州恒大戦は無念のスコアレスドローに終わり、アジア制覇の野望は潰えた。しかし、リーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯と三冠の可能性はまだ残しており、この仙台戦から仕切り直しを図る。

残り3試合のなか、第2ステージ首位の広島とは勝点6差。逆転は極めて厳しい状況と言える。ただ、年間順位は4位(勝点57)につけており、CS出場圏 3位のFC東京とは勝点差2。今節での逆転もあり得るだけに、広州恒大戦から中3日で疲労は残るものの、この一戦は確実にモノにしたいところだ。

31日には埼スタでのナビスコカップ決勝(対鹿島)が控えている。仙台戦で弾みをつけて決戦に臨めれば、「1冠」も見えてくる。 広州恒大戦で不発に終わった宇佐美やパトリックら攻撃陣は、相当の鬱憤が溜まっているはず。仙台戦での奮起に期待したい。

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