【プレビュー】残留を懸けた大一番。前進したいG大阪と希望を繋ぎ止めたい磐田が激突 | Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは10月29日、第33節が開催される。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪ジュビロ磐田のJ1への生き残りをかけた直接対決が繰り広げられる。

残留争いの命運を決める大一番だ。 17位・G大阪と最下位・磐田が顔を合わせる残留争いの直接対決。磐田は引き分け以下なら降格が決まり、勝利しても他会場の結果次第では残留への道が閉ざされる。一方のG大阪は、今節の結果で降格が決まることはないが、負ければ非常に厳しい立場に追い込まれるだけに勝ち点3が必須。ともに勝利だけを追い求める一戦となる。

10月は1勝1分けと勝利から遠かった9月から巻き返しを見せているG大阪。前節は、優勝が懸かっていた横浜F・マリノスを敵地で撃破。セットプレーの流れから2ゴールを仕留め、残留に向けて大きな勝ち点3を獲得している。チーム状況は決して悪くない。

さらに第31節の柏レイソル戦からFW宇佐美貴史が怪我から復帰し、攻撃では卓越した技術力で違いをもたらしている。その他にも攻撃陣には、前節ゴールを決めているFWパトリックやMFファン・アラーノといった外国籍選手の破壊力もある。松田浩監督の下で現実的なサッカーに舵を切った中、個人で違いをもたらせる選手たちが確実にチャンスを仕留められるか。G大阪が勝利を掴む上でのポイントになる。

一方で先週末の静岡ダービーで痛み分けに終わった磐田は、直近4試合は1勝3分けと負けなし。こちらもチームの状態を上げ、残留への執念を見せている。

特に攻撃の切り札としての途中起用が続いているMF古川陽介は、第27節の横浜FM戦でJ初得点となる決勝点を沈め、静岡ダービーではFWジャーメイン良の同点ゴールをアシスト。瀬戸際のチームに大きな希望をもたらしてきた。ただダービーでは、同点後に訪れた決定機を外してしまい、悔し涙を流して責任を痛感。ここまでチームを救ってきた高卒ルーキーの頑張りを無駄にしないためにも、サックスブルーの意地を見せたいところ。

またMF遠藤保仁にとっては、磐田移籍後初めて迎えるパナスタでの古巣戦。凱旋ゲームを前に本人も「日本で1、2を争う慣れ親しんだスタジアムなので非常に楽しみ」と語った上で、「やる時はジュビロのために全力を尽くすし、勝ち点3を取るために自分の力を出し切りたい」と強調。今節はボランチのMF上原力也が出場停止。G大阪の強固な守備を崩す上でやはり背番号50がカギを握りそうだ。

G大阪が残留に前進するか。磐田が最後まで希望を残すか。両者にとって背に腹はかえられない3ポイントを目指す直接対決は、29日15時から繰り広げられる。

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