下位チームが大健闘し、混戦のJ1残留争い。福岡、G大阪が浮上した一方、降格圏に沈んだのは?
FC東京に快勝した湘南は2ランクアップ
“下剋上”が吹き荒れた。
Jリーグは10月8日、J1第32節の9試合を各地で開催。17位のガンバ大阪が優勝に王手をかけていた首位・横浜F・マリノスに2-0で快勝するなど、下位チームが大健闘した。
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12位でJ2降格の可能性を残しているヴィッセル神戸は、ルヴァンカップと天皇杯で決勝に駒を進め、J1を含め“3冠”もあり得たサンフレッチェ広島を4-0で撃破。広島の2015年以来のリーグ優勝の可能性は消滅した。
また、16位のアビスパ福岡は敵地で11位の北海道コンサドーレ札幌を2-1で下し、15位の湘南ベルマーレもアウェーで6位のFC東京に2-0で勝利。最下位のジュビロ磐田は、勝点3こそ得られなかったが、5位の鹿島アントラーズと3-3で引き分けて貴重な勝点1を奪取した。
今節を終えて、降格の可能性がある11位以下のチームの勝点(残り試合数/得失点差)は以下のようになった。
11位 札幌 38(3/-12)
12位 神戸 37(3/-4)
13位 湘南 35(3/-11)
14位 京都 34(3/-6)
15位 福岡 34(2/-10)
16位 G大阪 33(2/-13)
17位 清水 32(3/-8)
18位 磐田 25(4/-24)
プレーオフ出場圏の16位だった福岡は15位にランクアップ。その16位にはG大阪が降格圏を脱出して浮上した。湘南は15位から13位に順位を上げ、川崎フロンターレに手痛い逆転負けを喫した清水エスパルスは14位から17位にランクダウンとなった。
残り試合数にバラつきはあるが、優勝争いに加え、混戦の残留争いにも注目だ。