10月8日「J試合勝敗予想」週末の横浜FMの優勝は「お預け」上位3チームなど「第30節の再来」でドロー頻発の予感!
今回のtotoではJ1第32節の9試合とJ2第40節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■【画像】横浜FMの優勝やJ2新潟の昇格決定が懸かる今週末のJ1、J2の勝敗予想
横浜F・マリノスが優勝へ向かって快走している。今節にも、3年ぶりの戴冠が決まる可能性がある。
横浜FMの優勝決定条件は、横浜FMがホームでガンバ大阪に勝った上で、2位の川崎フロンターレが清水エスパルスを相手に引き分け以下の結果で終わること。
そうであるならば、横浜FMの今週末の優勝決定は「お預け」となると予想する。なぜならば、G大阪相手の勝利が難しい、と見るからだ。
横浜FMはG大阪相手に39勝15分26敗と勝ち越している。ホームに限ってみても、19勝8分12敗と、5割近い勝率を残している。だが、最近の日産スタジアムでのG大阪戦には苦戦しているのだ。
昨季の対戦成績は1勝1敗だが、ホームで白星を献上している。2020年は、G大阪のホームでは引き分けたが、日産スタジアムで敗れている。
優勝した2019年にはホームで勝利しているのだが、会場はニッパツ三ツ沢球技場だった。2018年も日産スタジアムで引き分けて…と日産スタジアムでのG大阪相手の直近の勝利を探し求めていくと、2014年までさかのぼらねばならない。
両チームの調子を考えると、G大阪が勝つとまでは言い切れない。だが、このカードと会場の相性を考えると、引き分けに終わる可能性は十分にある。
横浜FMの優勝決定は持ち越しと予想するが、川崎が詰め寄るとも思えない。川崎も清水相手にドローが予想されるからだ。
双方の近年のチーム力や、現在の順位を考えると、川崎に軍配が上がりそうに思える。だが、事はそう簡単には運ばないはずだ。
両チームの対戦成績をみると、川崎が勝ち越してはいるものの、18勝10分11敗と大きく差をつけているわけではない。さらに川崎のホームに限ると9勝7分4敗と、勝率はほぼ変わらないものの引き分け率は26%から35%と、約10%も跳ね上がるのだ。
川崎は前節、心理的にも痛い星の落とし方をして3戦勝利から見放されている。橘田健人の出場停止というマイナス要素もあり、今節も力を振り絞るだろうが空回りしそうな印象が否めない。ゼ・リカルド監督の下で変化し、さらには台風被害明け初戦でファンに勝利を届けようと気合いが入る清水の奮闘は確実。とはいえ清水は前節が中止となり試合勘の問題もあり、ここはドロー予想が妥当だろう。
上位2チームの引き分けに、3位サンフレッチェ広島も付き合うと予想する。理由は、ミッドウィークの天皇杯の存在だ。
広島は見事に天皇杯決勝進出を決めたが、その代償はあるだろう。ファイナル行きの切符をつかむため、ターンオーバーせずに主力をつぎ込んだ。その結果の延長勝ちだった。広島はその姿勢を貫いてきており、ラウンド16の後は京都サンガF.C.を相手に引き分け、準々決勝の勝利の3日後には川崎に0-4と大敗した。
今節の相手は残留争いを続けるヴィッセル神戸だが、調子は上向き。一方、広島の荒木隼人の出場停止などを勘案すると、引き分けに終わる可能性が濃厚だ。
その他にも、天皇杯から中2日での連戦に加え、J2のヴァンフォーレ甲府に敗れた事実が傷を深くしている鹿島アントラーズなど、2試合が引き分けに終わると考える。そうなると、今回は計5試合がドロー予想になるが、決してあり得ないことではない。今季J1第30節を思い出してほしい。金曜日のサガン鳥栖と鹿島の一戦を皮切りに、6試合がドローに終わっているのだ。5戦ドローは、十分にあり得ることだ。
J2でも、優勝ではないがJ1昇格が決まる可能性がある。首位のアルビレックス新潟は引き分け以上の結果でJ1復帰を果たせるが、昇格決定は「持ち越し」になるかもしれない。何しろ、乗り込んでくるベガルタ仙台とはホームで4勝3分9敗と、圧倒的に分が悪いのだ。連敗中の仙台もプレーオフ圏内死守へ力を尽くすことを考え、仙台の勝利を予想。ただし、新潟は仙台に敗れても3位ファジアーノ岡山の結果次第で昇格が決まるが、果たして…。
今回のtotoの購入締切は10月8日で、インターネット販売は13時50分(コンビニ決済は12時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分となっている。