宇佐美が約7カ月ぶり復帰に守護神・東口躍動! 残留争い中のG大阪、柏とスコアレスも貴重な勝ち点1

明治安田生命J1リーグは10月1日、第31節のガンバ大阪vs柏レイソルが行われた。

J1第31節|G大阪 vs 柏|結果・スタッツ

各クラブで試合数にバラつきがあるものの佳境に入っているJ1リーグ。直近3試合未勝利で自動降格圏の17位と残留争い中のG大阪は6試合3分け3敗と絶不調の6位・柏と対戦した。

G大阪は3月上旬の第3節以降に長期離脱して復帰が待望されていた宇佐美貴史をはじめ、レアンドロ・ペレイラ食野亮太郎らを先発起用。対する柏はドウグラスや細谷真大、椎橋慧也らをスタートから送り出している。

一進一退の攻防が続く序盤、22分には柏が決定機を創出。大きな展開からボックス手前右でボールを持ったマテウス・サヴィオが右足のアウトで強烈なシュートを浴びせるが、GK東口順昭がファインセーブでしのぐ。ボックス左にこぼれたボールに反応したフリーの細谷が押し込みにかかるが、ここでもGK東口が並外れた反応を見せてゴールを死守した。

やや押し込まれる展開となるG大阪だったが27分にはボックス手前中央で縦パスを受けたL・ペレイラの落としに宇佐美が反応。しかし、ボックス手前中央から放ったシュートはGK佐々木雅士にキャッチされた。

44分、G大阪ボールの左CKから宇佐美が右足でファーに蹴り込む。下がりながら上手く身体でトラップした食野が左足でゴール右下隅を射抜いた。しかし、VARオンリーレビューによりトラップ時にハンドがあったとして得点は取り消しとなる。

ビハインドで迎えた後半もどちら優勢とも言えない攻防が続く。離脱の影響を一切感じさせないプレーを続ける宇佐美は54分、ドリブル突破を図ってボックス手前中央でFKを獲得して自らキッカーを務める。しかし、右足のシュートはわずかに枠の右へ外れた。

対する柏は67分にゴールへ迫る。スルーパスに反応した三丸拡がボックス左からクロスを供給するとドウグラスが叩きつけるようにしてヘディングシュート。しかし、またしてもGK東口が至近距離で身体に当てる好守を披露する。

その後、やや疲れの見え始めた宇佐美は73分にパトリックと交代。柏も同じタイミングでドウグラスに代えて武藤雄樹を送り出し、互いに攻撃のテコ入れを図った。

しかし、最後まで得点が生まれることはなく試合が終了。G大阪(勝ち点30)はチャンスを作りながらも決め切ることができずドローとなったが、反対にGK東口の活躍で失点を喫することもなく、エースの宇佐美が問題のないことを示したことは好材料に。消化試合数が31試合で並ぶ16位・アビスパ福岡(勝ち点31)との勝ち点差は「1」となっている。一方の柏は7試合未勝利とトンネルを脱出できていない。

■試合結果

ガンバ大阪 0-0 柏レイソル

■得点者

G大阪:なし

柏:なし

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