【一挙プレビュー】首位・横浜FMは札幌を迎え撃ち、残留争いを占う神戸とG大阪の神阪ダービーが実現。J2は新潟vs水戸など| Jリーグ

9月16日、17日、18日、19日に開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグが9試合、J2リーグが11試合、J3リーグが9試合試合開催される。

9月16日

9月17日

13:00 Y.S.C.C.横浜 vs カマタマーレ讃岐(J3)

18位のYS横浜は3連敗。4失点を喫する苦しい内容だったが、新加入のFWロリス・ティネッリがデビューを飾ったことは光明となった。対する16位の讃岐も第15節のYS横浜戦を最後に、9試合勝利がない状況。シーズンダブルへ向け、前節久々の複数得点を挙げた攻撃陣に期待がかかる。

15:00 アスルクラロ沼津 vs カターレ富山(J3)

前節シュートわずか1本で完敗を喫した沼津は、ここ7試合で1分6敗。21日には藤枝MYFCとのダービーマッチが控える中、状況を好転させる白星をつかめるか。5位の富山は2連勝中。2戦連発でチームを救ったMF大山武蔵の好調は心強く、過去2年連続で敗れている愛鷹で今季こそは3ポイントを積み上げたい。

18:00 ジュビロ磐田 vs セレッソ大阪(J1)

磐田は直近5試合で1分4敗と最下位に低迷。ただ、最後に勝利を収めた第23節・湘南ベルマーレ戦を含め、ヤマハスタジアム(磐田)では今季5勝のうち4勝を挙げている。次節には清水エスパルスとの“静岡ダービー”が待ち受ける中、ホームで大逆転残留に向けた兆しを見出だせるか。

C大阪は水曜日のリーグ戦に勝利し、暫定5位に浮上。公式戦3連敗という苦境を乗り越え、現在は2連勝と再び上昇気流に乗っている。消化が2試合少ない状況で、ACL出場圏内の3位とは勝点6差。今節も3ポイントを重ね、翌週に控えるルヴァンカップ準決勝に良い形で臨みたい。

19:00 柏レイソル vs 川崎フロンターレ(J1)

柏は5試合勝利がなく、この間16失点と堅守が決壊。4失点で敗れた前節終了後、ネルシーニョ監督は「相手を恐れることなく立ち向かう姿勢が重要」と檄を飛ばした。王者を迎え撃つ今節はまさにメンタリティーが問われる一戦で、今季の躍進を支えてきた強かな戦いを取り戻せるか。

川崎Fは水曜日のリーグ戦でドローに終わり、首位との勝点差が「5」に拡大。これ以上の取りこぼしは許されない状況に追い込まれた中で、中2日という過密日程を乗り切れるか。そして今節はDF山根視来が出場停止。代役が予想されるMF瀬古樹にとっては今季一番のビッグゲームだ。

19:00 湘南ベルマーレ vs 浦和レッズ(J1)

湘南は前節、ラストプレーに追いつく執念を見せて貴重な勝点1を獲得。ただ、今週には山口智監督の新型コロナ陽性が発表され、今節は指揮官不在の戦いを強いられる。この緊急事態で期待がかかるのはFW町野修斗。リーチをかけている二桁得点を達成し、チームの逆境を救えるか。

対する浦和は水曜日のセレッソ大阪戦に敗れ、公式戦8試合ぶりの黒星。ただ、DF酒井宏樹やGK西川周作ら多くの主力が復帰を果たしたことは明るい話題だ。来週にはC大阪とのルヴァンカップ準決勝を控えており、まずはこの試合でうまく立て直し、リベンジマッチに向かいたい。

19:00 名古屋グランパス vs サンフレッチェ広島(J1)

名古屋は水曜日の川崎フロンターレ戦で1-1の引き分け。開催にあたっては物議を醸した試合だったが、王者から奪った勝点1は前向きに捉えることができる。ただ、今季の広島戦はルヴァンカップでの対戦を含めて3戦全敗。上位との連戦となるが、今節は是が非でも勝点3を挙げたい。

対する広島も、直近の試合では川崎Fと対戦。公式戦8連勝を記録する中で注目の上位対決に臨んだが、0-4と悔しい敗戦を喫した。優勝争いからは一歩後退となったものの、「0-4で1回負けるほうが0-1で4回負けるよりいい」とは指揮官の弁。今節はアウェイで仕切り直しを図る。

19:00 アビスパ福岡 vs 清水エスパルス(J1)

福岡は8試合勝利から遠ざかり、自動降格圏の17位に転落。指揮官が課題に挙げるのがJ1最少21得点の攻撃面で、FWフアンマ・デルガドら前線の外国籍FW陣にかかる期待は大きくなる。清水との勝点差はわずかに「4」。この残留争い直接対決を制し、悪い流れを一変させられるか。

清水はラストプレーで追いつかれ、痛恨のドロー決着。ただ、直近7試合は3勝3分1敗と残留を争うクラブの中では最も勝点を重ねることができている。また、FWチアゴ・サンタナは前節で得点ランク単独首位に浮上。この大一番でもネットを揺らし、残留をグッと手繰り寄せたい。

19:00 ファジアーノ岡山 vs V・ファーレン長崎(J2)

3位の岡山は連勝が4でストップし、残り6試合で自動昇格圏との勝ち点差は「5」。この試合後に離日予定のオーストラリア代表FWミッチェル・デュークの活躍に期待したい。7位の長崎は猛攻を耐えしのいで3試合ぶりの白星を挙げ、プレーオフ圏に肉薄。7連戦の5戦目となるが、中2日の今節も勝ち切る強さを見せられるか。

19:00 ヴァンラーレ八戸 vs FC岐阜(J3)

17位の八戸は3連敗。GK服部一輝が再三の好セーブを見せたものの、ペースをつかめず無得点に終わってしまった前節から立て直せるか。9位の岐阜は、今季全試合出場のDF宇賀神友弥、MF庄司悦大を含む3選手が出場停止。中2日の過密日程で迎える今節、どんな11人が先発に名を連ねるのか横山雄次監督の選択に注目が集まる。

9月18日

13:00 ベガルタ仙台 vs 徳島ヴォルティス(J2)

連敗を5で止める勝利を挙げた仙台は4位に浮上。GK小畑裕馬を中心に、粘り強い守備で11試合ぶりの無失点を記録したことも自信となりそうだ。一方の10位・徳島は4連勝中だったファジアーノ岡山を下し、14戦無敗で昇格への望みをつないだ。終了間際にPKを献上して引き分けた前回対戦の雪辱となるか注目だ。

14:00 横浜F・マリノス vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)

横浜FMは水曜日の京都サンガFC戦を2-1で制し、2位との勝点差を「5」に広げた。今節はリーグ5連戦の最終戦と疲労もピークに達するが、日産スタジアムでは目下10連勝中。圧倒的な強さを誇るホームゲームで連勝を伸ばし、3年ぶりのリーグタイトル奪還に向けて歩みを進めたい。

札幌は今季初の連勝。残留争いを一歩抜け出したことに加え、前節はFW小柏剛が今季初得点を挙げたことも収穫だった。敵地・横浜FM戦は過去一度も勝利したことがないが、近年は毎試合エキサイティングな90分を繰り広げてきただけに、今節も打ち合い覚悟の真っ向勝負が期待できそうだ。

14:00 ブラウブリッツ秋田 vs ザスパクサツ群馬(J2)

秋田は前節7試合ぶりの複数得点をマークし、降格圏との勝点差を「10」に広げる大きな1勝。無失点もJ2昇格後初の3試合連続となり、ひたむきな姿勢が結果に直結している。一方の20位・群馬はFC琉球との下位直接対決でスコアレスドロー。秋田には過去2試合続けて0-1で敗れているだけに、是が非でもゴールをこじ開けたい。

14:00 松本山雅FC vs ガイナーレ鳥取(J3)

GKビクトルがPKストップを見せた3位・松本は、4試合連続で1点差の勝利。MF外山凌、DF常田克人を出場停止で欠く今節は今季初の5連勝を狙う。対する鳥取は後半戦の7試合で18得点を叩き出し、直近4試合は3勝1分と好調。乗りに乗っている攻撃陣が松本の堅固な守備を打ち破れるか注目だ。

14:00 藤枝MYFC vs SC相模原(J3)

連勝で4位に浮上した藤枝は5連戦の3戦目。DF小笠原佳祐、MF鈴木惇が出場停止の中、上位に食らいつく3ポイントを奪えるか。対する相模原は前節7試合ぶりの白星。高校2年生のMF藤野心魂がデビュー、また特別指定選手のMF伊藤恵亮が初陣でゴールをマークするなど、若手が躍動した良い流れをつなげていきたい。

15:00 テゲバジャーロ宮崎 vs 愛媛FC(J3)

宮崎は前節の敗戦で連勝が2でストップ。ただ、チームトップスコアラーのMF岡田優希に復帰後初得点が生まれたことは明るい材料だ。一方の愛媛はFC今治との“伊予決戦”を逆転で制して6位に浮上。2得点で勝利の立役者となったFW松田力には、今節もエースとしての働きが求められる。

15:30 FC今治 vs いわきFC(J3)

今治は壮絶な打ち合いとなった愛媛FCとのダービーマッチに敗れ、7位に後退。FW千葉寛汰がU-19日本代表で不在の今節は、第22節にハットトリックを記録したFWインディオに注目だ。対するいわきは連勝を5に伸ばし、首位をキープ。ホームで0-1の敗戦を喫した相手にリベンジを果たし、さらなる独走態勢に入っていけるか。

18:00 モンテディオ山形 vs ジェフユナイテッド千葉(J2)

ともにプレーオフ圏内へ勝点差「4」で迫る、8位・山形と9位・千葉の注目カード。前節横浜FCを下した山形がホームで2連勝中と好調の一方、千葉も尹晶煥監督の今季限りでの退任発表以降2連勝と勢いに乗っている。前回対戦はスコアレスドローの痛み分け。昇格へのラストスパートをかけるべく、3ポイントを奪うのは果たしてどちらか。

18:00 FC町田ゼルビア vs 東京ヴェルディ(J2)

前節引き分けた11位・町田は連敗こそ3でストップしたものの、4試合連続の無得点。今節はMF髙江麗央、DF深津康太、FW鄭大世が出場停止と、昇格争いに向け正念場を迎えている。対する東京Vも8月以降は7試合でわずか3得点と決定力が課題。6試合勝利から遠ざかる中、今季11ゴールをマークしているFW佐藤凌我へかかる期待は大きい。

18:00 横浜FC vs ヴァンフォーレ甲府(J2)

前節敗れた2位の横浜FCだが、3位との勝点差は変わらず「5」。今節の甲府戦では、前回対戦を含め過去3試合でゴールを挙げているMF齋藤功佑に期待したい。2節連続で自動昇格圏の相手と対戦する甲府は、3連敗で7試合勝利なし。第30節以来となるゴールを挙げたFWウィリアン・リラの生かし方が鍵を握りそうだ。

18:00 アルビレックス新潟 vs 水戸ホーリーホック(J2)

2連勝を飾った首位の新潟は、3位との勝点差を「8」に広げて昇格へ前進。復帰後初ゴールをマークしたMF三戸舜介は、5月のアウェイゲームでも先制点を挙げており注目だ。12位の水戸は5月以来の連敗で、プレーオフ圏内との差が10ポイントに拡大。0-3で敗れた前回対戦後に雪辱を誓った秋葉忠宏監督のもと、爆発力を見せられるか。

18:00 ツエーゲン金沢 vs 大分トリニータ(J2)

千葉、山口でのアウェイゲームを終えた16位・金沢は、5連戦の最終戦。シーズンダブルがかかるこの試合は、前節古巣相手に鮮やかなJリーグ初ゴールを決めたMF小野原和哉に期待したい。一方、連勝が3で止まった6位・大分の注目は、加入後まだ得点のないFW金崎夢生。勝点3が絶対に欲しい一戦で“ただいま弾”は生まれるか。

18:00 AC長野パルセイロ vs 福島ユナイテッドFC(J3)

長野は前節、加入後初出場となったDF乾大知が投入直後に先制弾を挙げたものの、PKで追いつかれてのドロー。昇格圏との勝点差は10に開き、3ポイントが絶対に必要な一戦だ。一方の福島は再三の好機を生かせずに2連敗。エースのFW高橋潤哉には前節の悔しさを晴らす活躍を期待したい。

18:30 FC琉球 vs レノファ山口FC(J2)

最下位の琉球は残留争い直接対決となった前節、0-0の引き分け。連続無得点が4試合に伸びた中、昨季山口で5ゴールをマークしたFW草野侑己ら前線の活躍は不可欠だ。対する山口は9月に入り1勝2分けと無敗。ホームでの琉球戦は二度リードを奪いながらも逆転で敗れただけに、攻撃的な姿勢を貫いてリベンジを果たしたい。

19:00 FC東京 vs 京都サンガFC(J1)

FC東京にとって、今節は今季二度目の国立競技場でのホームゲーム。今回も試合前には1000発以上の花火といった特別な演出が予定されており、4月の開催に続いて“お祭り”を勝利で飾れるか。また、DF長友佑都としては勝点3を置き土産に、気分良く日本代表戦に向かいたいところだ。

京都は水曜日の横浜F・マリノス戦で1-2と惜敗。ただ、首位相手に堂々と渡り合い、曺貴裁監督の下で積み上げてきたスタイルに大きな自信を得ることができた。降格圏が勝点2差に迫る重圧のかかる戦いは続くものの、聖地・国立でもアグレッシブな戦いを貫き、3試合ぶりの勝利を狙う。

19:00 ヴィッセル神戸 vs ガンバ大阪(J1)

神戸は水曜日のFC東京戦を2-1で制し、16位に浮上。自動降格圏を脱出し、今節は勝点1差で上を行くG大阪との大一番に臨む。キーマンはDF菊池流帆だ。負傷から復帰した直近2試合は気持ちを前面に出した守備でチームを鼓舞し続けており、今節もその熱をピッチに伝播させたい。

一方、神戸よりも1試合消化が多いG大阪にとっても、今節は必勝が求められる一戦。1週間の試合間隔を生かし、まずは球際の攻防で上手に立ちたい。また、神戸との前回対戦はCKから奪ったDFクォン・ギョンウォンの得点で勝利を飾っており、今節もセットプレーがカギを握りそうだ。

19:00 大宮アルディージャ vs 栃木SC(J2)

残留争いを戦う19位・大宮の前節は、上位の大分トリニータ相手に勝点1を獲得。直近2試合は開始早々に先制しており、この試合でも勢いを持って入りたいところだ。1点が遠く4試合ぶりの敗戦を喫した栃木は、5ポイント差の18位。5連戦の3試合目となる今節は、大宮戦3年連続ゴールを狙うFW矢野貴章に期待がかかる。

19:00 鹿児島ユナイテッドFC vs ギラヴァンツ北九州(J3)

鹿児島はFW有田光希がハットトリックの活躍で、接戦を制して2位をキープ。得点ランキングトップを快走するエースには今節も期待十分だ。対する北九州の前節は、首位・いわきFCに善戦したものの惜敗。鹿児島には天皇杯を含め今季2戦2敗となっているだけに、三度目の正直を狙う。

9月19日

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