“公式戦7ゴール5アシスト”とオーストリアで輝き放つ日本人FW 昨季8位のLASKを2位へと躍進させる原動力に
昨季途中からリンツへ加入した
昨季のオーストリア・ブンデスリーガは8位ながら、今季は絶対王者のザルツブルクに次ぐ2位と躍進しているLASKリンツ。そんな中で得点を量産している日本人FWが中村敬斗である。
ここまでリーグ戦で7試合を戦っているLASKは、5勝2敗で勝点17を積み上げて、1差で首位に立つザルツブルクに続いている。昨季レギュラーシーズンでは22試合で6勝しか挙げられなかったチームがすでに5勝と大きな躍進を見せているのだ。
そんなクラブで得点源の1人となっている中村。開幕戦でチームのシーズン初ゴールを決めた勢いそのままに、ここまでリーグ戦7試合で4得点3アシストを記録し、昨季の6ゴールに早くも迫る好調ぶりを発揮する。さらにオーストリア・カップでも2試合で3ゴールを決めており、すでに公式戦7ゴールと得点力が開花している。
2019年にガンバ大阪からトゥウェンテへと移籍し、欧州へと挑戦する中村だが、新型コロナウイルスの影響によって残り1年の契約を待たずして退団となってしまった。その後はシント・トロイデンやFCジュニアーズ(オーストリア2部)でも出場することはできず悔しい思いをしたが、昨季加入したLASKで存在感を発揮。オーストリアで得点を量産して自身の価値を高めていきたい。