G大阪 ドローで7年ぶりV消えた “爆買い”4000人サポーターの広州恒大に屈す デイリースポーツ 10月22日(木)7時0分配信

「アジアCL・準決勝第2戦、G大阪0-0広州恒大」(21日、万博記念競技場)

ホームのG大阪は一昨年大会を制した広州恒大(中国)と0-0で引き分けて2戦合計1-2に終わり、優勝した08年以来の決勝進出を逃した。MF倉田秋 (26)や後半途中から出場したFW宇佐美貴史(23)らがゴールに迫ったが、得点を奪えなかった。広州恒大は11月に開催されるホームアンドアウェー方 式による決勝でアルアハリ(アラブ首長国連邦)と対戦する。

「ガンバオオサカ!!オレ!!」-。試合後の万博。夢破れた選手たちに、鳴りやまないガンバコールが送られた。1点が遠く、08年以来7年ぶりのアジア制覇の夢はついえた。

アウェーで1-2で敗れたG大阪。勝利が絶対条件だったが苦しんだ。「ゲームプラン通り」とベテランMF二川を先発に抜てきし、「最後に決めてくれれ ば」と、相手が疲れた後半途中にFW宇佐美を投入した長谷川監督。しかしガッチリ守備を固めた相手を崩しきれず、最後までネットは揺れなかった。

シーズン開幕当初から「今季1番取りたいタイトル」に掲げてきたACL。一丸となって戦い、何度も崖っぷちに追い込まれながらも勝ち上がってきた。すぐ そこまで見えた、決勝への切符。しかしクラブの“爆買い”で約4000人のサポーターを動員した広州恒大を前に、屈した。

ここまでの戦いに「手応えを感じた部分もあるけど、あと一歩、届かなかったのも事実。両方を刻み込んで、次につなげたい」と宇佐美。90分間ピッチで走 り続けたMF遠藤も「この悔しさを忘れずに、国内3つのタイトルを取るために、下を向いている暇はない」と、25日のリーグ・仙台戦へ視線を向けた。

「またがんばろうな!!」。万博を後にする選手バスへ向かって、拍手を送るサポーターが叫んだ。来季、再びアジアの壁に挑むためにも、負けられない戦いはまた始まる。

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