G大阪、鳥栖に完敗し“圏内”16位に 先制許すと13戦勝利なし MF斉藤「割り切ってやる」

明治安田生命J1リーグ 第28節 G大阪0―3鳥栖(3日、パナスタ)

G大阪は鳥栖に0―3と完敗し、今季初の3連勝を逃してJ2とのプレーオフ圏となる16位に転落した。前半15分に自陣でのパスミスから失点。後半にも2失点と崩れ、松田浩監督(62)は「攻守にわたる強度で鳥栖さんの方が上だった。それによってミスを誘われた」と振り返った。

松田監督が就任後、4試合目で初めて先制点を許す展開に。1点を取り返そうと、中2日の状況でも前からのプレッシングは迫力を増し、チャンスも作った。しかしゴール前の精度を欠き、攻めあぐねる中で失点を重ねた。MF斉藤は「内容がすごく悪かったわけじゃない。ただチャンスがあったのに、点が取れないところはフォーカスすべき。(連勝した)前の2試合では、なりふり構わずシュートを思い切って打ち切れていた」と追いかける展開で、焦りが出た心理面の課題を口にした。

今季は先制された13試合で、今だに逆転勝利はなし。松田監督の下で守備は整備され、同点やリードした状況での戦い方ははっきりしてきたが、追う展開での課題を露呈した。残留争いのプレッシャーがのしかかる中での大きな課題だが「割り切ってやるしかない、というのは、みんなわかっている」と斉藤。この壁を乗り越えなければ、残留への道筋は見えてこない。

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