9月2日

19:30 北海道コンサドーレ札幌 vs セレッソ大阪（J1）

札幌は2連敗で14位に後退。下位クラブは軒並み消化試合が少なく、自動降格圏との勝点差は暫定で「4」まで迫っており、ここからは残留争いの重圧がのしかかる。今節のキーマンはGK菅野孝憲。好セーブで幾度となくチームを救ってきた守護神はホームで連敗ストップに導けるか。

6位・C大阪はサンフレッチェ広島との上位決戦に敗れ、8試合ぶりの黒星。ただ、今季は連敗が一度もないだけに、今節でショッキングな敗戦を払拭できるか。また、長く戦列を離れていたMF清武弘嗣が前節復帰したことも朗報で、帰ってきた主将とともに再び上昇気流を生み出したい。

9月3日

16:00 アスルクラロ沼津 vs 鹿児島ユナイテッドFC（J3）

新体制初戦で引き分けた沼津は、MF伊東輝悦が3シーズンぶりの出場。自身が持つJ3最年長出場記録を47歳11か月27日に更新し、明るいニュースとなった。前節敗れた2位・鹿児島は首位・いわきFCとの勝点差が「4」に。今節は全試合に先発してきたMF木村祐志が不在だが、勝点3を持ち帰ることができるか底力が試される。

16:30 いわきFC vs AC長野パルセイロ（J3）

藤枝MYFCとの上位対決に完勝した首位のいわきは、2位との勝点差を「4」に拡大。独走気配も漂う中、今季初の4連勝達成に挑む。対する長野も前々節の逆転負けからきっちりと立て直し、6位に浮上。0-4で大敗した前回対戦のリベンジを果たし、昇格争いに踏みとどまりたいところだ。

18:00 鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ（J1）

4位・鹿島は前節、川崎フロンターレに1-2で敗戦。川崎F戦はこれで7年間未勝利となったが、内容面は決して悲観するものではなかっただけに、今節も岩政大樹監督が目指すスタイルを体現したい。新体制でもチームの中心を担うFW鈴木優磨には8試合ぶりのゴールに期待がかかる。

浦和は公式戦6連勝中。集中開催となったACLでは最後PK戦までもつれた死闘を制し、見事に来年2月の決勝進出を決めた。J1ではここまで9位に甘んじているが、今季最高の状態で終盤戦を迎える。今節は3週間ぶりのリーグ戦で“ACLファイナリスト”としての矜持を示せるか。

18:00 ジェフユナイテッド千葉 vs V・ファーレン長崎（J2）

10位の千葉は前節、先発に復帰した新井一耀が先制ゴールをマークして快勝。DFながらチーム最多の7得点を挙げており、上位進出へのキーマンとなっている。断続的に新型コロナウイルス感染症の陽性者が出た8位・長崎は、2週連続の延期に。今後は過密日程が待つ中、勝点1差で背後に迫る相手とのシックスポイントマッチに臨む。

18:00 アルビレックス新潟 vs 大分トリニータ（J2）

3連勝を飾った2位の新潟は、3位との勝点差を「8」に拡大。クリーンシートも3試合連続で記録し、昇格への歩みを進めている。対する7位・大分も前節は前半3分の先制点を守り切り勝利。開幕節以来の出場となったGK吉田舜が好セーブを見せたことも収穫で、新潟の強力な攻撃陣を迎え撃つ準備は万端だ。

18:00 SC相模原 vs ガイナーレ鳥取（J3）

相模原はミッドウィークの福島ユナイテッドFC戦に敗れて5試合勝利なし。後半の失点が目立つ中、どのような修正を施すのか注目だ。対する鳥取はカターレ富山に3-0で快勝し、5試合連続の複数得点と攻撃が活発。同じく2連勝中で迎えた前回の相模原戦では引き分けに終わっただけに、今度こそ3連勝達成を狙う。

18:00 松本山雅FC vs 愛媛FC（J3）

3位の松本と、6ポイント差で追う8位・愛媛が激突する注目カード。前節は松本がホームの声出し応援を力に連勝を飾った一方、愛媛は追いつかれて勝点1にとどまった。このカードでは昨シーズンから愛媛が3連勝中。両チームが1年でのJ2復帰を誓う中、勝利の女神はどちらに微笑むのか。

18:00 カターレ富山 vs 福島ユナイテッドFC（J3）

昇格争いに向けて勝点3が欲しい富山だったが、前節はガイナーレ鳥取に0-3で完敗。5位に後退して迎える今節は、4月29日から7勝1分と圧倒的な勝率を誇るホームで巻き返しを誓う。一方の福島はおよそ5か月ぶりの連勝を達成。中3日で臨むアウェイゲームで、上位相手に好調を継続できるか注目したい。

18:30 ジュビロ磐田 vs 柏レイソル（J1）

磐田は8月に監督交代を決断。新体制初陣となった直近の試合は0-1で敗れたが、2週間のブレイクを良い形で生かしたい。注目はFWファビアン・ゴンザレスだ。現在は3試合連続の完封負けと得点力不足を課題としているだけに、最下位脱出に向けてチーム得点王の爆発は欠かせない。

5位・柏は3試合勝利なし。前節は今季ワーストの6失点と守備が決壊しただけに、ここまでの快進撃を支えていた堅守を整備したい。ただ、今節はDF上島拓巳が出場停止、DF高橋祐治も前節途中交代を強いられており、DF古賀太陽には主将としてのリーダーシップがより一層求められる。

18:30 サンフレッチェ広島 vs 清水エスパルス（J1）

3位・広島は今季二度目の4連勝と絶好調。この4試合は計13得点と攻撃陣が爆発し、前節はFWピエロス・ソティリウにも加入後初ゴールが生まれた。今季の清水戦はルヴァンカップを含めて1分2敗と勝利がないものの、ホームで難敵を下して優勝争いに名乗りを上げたいところだ。

一方、11位の清水は5試合負けなし。前節はこちらも新戦力のMF乾貴士が加入後初ゴールを奪った。その中で、現在の好調を支えているのがFWチアゴ・サンタナ。ここまではJ1最多タイの10得点、前回対戦でも2得点を叩き込んでおり、この試合も絶対的エースに目が離せない。

18:30 FC琉球 vs ブラウブリッツ秋田（J2）

2試合連続で引き分けた最下位の琉球は、8月の4試合で勝点5を上積み。負傷退場となったFW阿部拓馬の状態は気がかりだが、残留圏への浮上へ向けて勝利が欲しい一戦だ。一方、16位の秋田は2連敗中。前節は守備に一定の手応えを得ただけに、無得点の続く攻撃陣が鍵を握りそうだ。

19:00 FC東京 vs 横浜F・マリノス（J1）

7位・FC東京は前節、クラブ史上最多タイの6得点。アルベル監督が志向するスタイルが着実に成熟していることを証明するゴールラッシュを見せた。そして上位チームを迎える今節は現在地を知る上でも重要な一戦。攻撃的なサッカーで上回り、前節得た自信を確かなものとしたい。

2位・横浜FMは約1カ月ぶりのリーグ戦。8月はACLを含めて公式戦4戦全敗に終わっただけに、この試合で良いリスタートを切りたい。今節の注目はFWエウベル。特にここ数試合は手がつけられないほどの存在感を示し続けており、DF長友佑都との攻防は勝敗の大きなカギを握る。

19:00 湘南ベルマーレ vs 川崎フロンターレ（J1）

湘南は5試合勝利がなく、暫定でプレーオフ圏の16位に転落。今節からは上位2クラブとの“神奈川ダービー”2連戦という正念場を迎える。ただ、川崎Fとの前回対戦では4-0と快勝。現在7試合ゴールから遠ざかっているFW町野修斗には2得点を奪った当時の再現に期待がかかる。

対する川崎Fは8月のリーグ戦全勝で暫定首位に浮上。ここ2試合はFWレアンドロ・ダミアンが欠場したものの、31日のサガン鳥栖戦ではFW知念慶がネットを揺らすなど、チームには好循環が生まれている。今節は中2日と厳しい日程だが、連勝を「5」に伸ばして首位固めを図る。

19:00 京都サンガFC vs ヴィッセル神戸（J1）

15位・京都は6戦未勝利で2連敗中。ただ、後半戦はすべて1点差以内と僅差のゲームが続いており、今節からのホーム3連戦で流れを変えたい。キーマンはFW山﨑凌吾だ。前節は今季初のフル出場とコンディションを上げており、この試合で待望の加入後初ゴールは生まれるか。

17位・神戸は3週間ぶりのリーグ戦を迎える。ACLではベスト8敗退に終わったが、ここからはまず大混戦の残留争いを抜け出さなければならない。直近のリーグ戦やACLではMF汰木康也、MF飯野七聖という両ワイドが機能しただけに、今節もサイドの攻防がポイントとなりそうだ。

19:00 ガンバ大阪 vs サガン鳥栖（J1）

G大阪はここに来て今季初の連勝を飾り、降格圏を脱出。松田浩新監督の下で守備の整備が進み、2試合連続完封勝利と大きな自信を得ることができた。そして、前線ではFWパトリックが2戦連発と復活。今節も攻守が噛み合った戦いを続け、ホームでは約2カ月ぶりの勝利を狙う。

一方、8位・鳥栖は水曜日のリーグ戦で川崎フロンターレに0-4と完敗。無敗記録が6試合でストップし、中2日で迎える今節はリバウンドメンタリティーが問われる一戦だ。注目はFW宮代大聖。川崎F戦は契約上の理由で出場できなかっただけに、この試合で鬱憤を晴らしたい。

19:00 アビスパ福岡 vs 名古屋グランパス（J1）

福岡はガンバ大阪との下位直接対決で痛恨の敗戦。順位は12位と変わらないものの、2試合消化が多い状況で16位との勝点差は「2」まで縮まった。そして、今節はFWフアンマ・デルガドが出場停止。ここまでチームトップの7得点を挙げているFW山岸祐也はこの逆境を救えるか。

10位の名古屋も前節、G大阪に敗れて連勝とはならず。ただ、敗戦以上に負傷交代を強いられたFWマテウス・カストロの状態が懸念される。今節は堅守を誇る相手と相対するだけに、欠場となれば計り知れない打撃だが、2トップの相棒役・FW永井謙佑にかかる期待は一層大きくなる。

19:00 ベガルタ仙台 vs 水戸ホーリーホック（J2）

3連敗で4位に後退した仙台は、自動昇格圏との差が10ポイントに拡大。ホームでも3連敗中と苦しい状況だが、MF中島元彦を中心にゴールをこじ開けられるか。後半戦でわずか2敗の水戸は、12位ながらプレーオフ圏内を狙える位置をキープ。連戦から一息ついたことで、持ち前のアグレッシブなサッカーを存分に発揮したい。

19:00 モンテディオ山形 vs いわてグルージャ盛岡（J2）

ファジアーノ岡山との再開試合に敗れた山形は、中2日でのホームゲーム。台所事情が苦しい中で、上位争いに踏みとどまることができるか注目だ。アウェイの21位・岩手は今季2度目の4連敗。前節はPK失敗直後に先制を許すなど悔しい敗戦となったが、好機を仕留めて残留へつながる勝点を積み上げられるか。

19:00 ツエーゲン金沢 vs 東京ヴェルディ（J2）

2週間ぶりの試合に臨んだ金沢は勝点1を獲得し、連敗を5でストップ。アウェイの前回対戦では鋭いカウンターから3得点を奪っており、今節も良いイメージで臨むことができそうだ。一方の東京Vは3試合連続の無得点で8月の3連戦を終了。今節からは怒涛の7連戦となる中、城福浩監督のチームマネジメントにも注目したい。

19:00 レノファ山口FC vs 横浜FC（J2）

首位の横浜FCは3試合連続となる“ウノゼロ”での勝利。複数得点が多かった前半戦とは違う表情を見せながら、J1復帰へ着々と前進している。迎え撃つホームの山口は、出場停止明けのMF前貴之に注目。前節終了間際に失点し、ダメージの残る敗戦を喫したチームに勇気を与えるハードワークを期待したいところだ。

19:00 徳島ヴォルティス vs ヴァンフォーレ甲府（J2）

徳島の前節は、DF内田航平が実質ラストプレーで値千金の決勝ゴール。プレーオフ圏内との差を5ポイントに縮め、今節は今季初の3連勝に挑む。対する甲府は4試合連続の勝点1に終わり、引き分け数は徳島に次ぐ15に。アウェイでのこのカードは過去9勝2分1敗と相性抜群なだけに、流れを変える白星をもぎ取りたい。

19:00 ヴァンラーレ八戸 vs テゲバジャーロ宮崎（J3）

後半戦に入り上位陣から勝点3を奪ってきた八戸は、前節福島ユナイテッドFCに0-1で敗戦。開幕節で敗れた宮崎との再戦となる今節、ホームで雪辱となるか。対する宮崎は実に11試合ぶりの白星でトンネル脱出。 前節のデビュー戦でゴラッソを決めたDF田中純平の存在も、チームを大きく勢いづかせそうだ。

19:00 FC岐阜 vs Y.S.C.C.横浜（J3）

前節の愛媛FC戦に引き分けた岐阜は、連敗を2でストップ。開幕節でドローに終わった相手から勝点3を奪い、逆襲態勢に入っていきたいところだ。一方、今季初の3連勝を狙ったYS横浜は敵地で惜敗。ただ星川敬監督のもとで目指すスタイルには徐々に手応えをつかんでおり、ボールを動かしながら勝機をうかがう。

9月4日

16:00 FC今治 vs ギラヴァンツ北九州（J3）

先発の大幅な変更、ベンチ入りメンバー4人とスクランブル態勢で臨んだ今治は、鹿児島ユナイテッドFCを4-3で下して底力を証明。今節は前節3得点のFWインディオが不在の中で5連勝を狙う。対照的に北九州は3戦連続の完封負けと元気がないが、ホームチームの勢いを跳ね返してシーズンダブルといきたい。

18:00 栃木SC vs ザスパクサツ群馬（J2）

前節が中止となった栃木は、FW宮崎鴻が好調。184cm、82kgの屈強なフィジカルを生かし、ゴール前で存在感を放っている。一方、残留に向けて勝点3が欲しい群馬のキープレーヤーは、今夏加入して前線の軸となっているFW長倉幹樹。激戦必至の北関東ダービーでは大卒ルーキーの競演に注目が集まる。

18:00 カマタマーレ讃岐 vs 藤枝MYFC（J3）

讃岐は序盤戦で順調に勝点を積み重ねたものの、直近7試合で1分6敗と失速。上位チームに惜敗が続く中、どのような戦いを見せるのか注目だ。対する藤枝はいわきFCとの上位対決に0-3の完敗を喫して7位に後退。前節は持ち前のパスサッカーが影を潜めたが、リバウンドメンタリティを示したい一戦となる。

19:00 ファジアーノ岡山 vs FC町田ゼルビア（J2）

岡山はミッドウィークに行われた再開試合でモンテディオ山形に勝利。“返り討ち”を果たして3位に浮上し、終盤戦に向けて大きく弾みをつけた。6位の町田は前節、首位の横浜FCに惜敗。一方で大黒柱のMF平戸太貴が復帰を果たしたことは好材料で、上位対決を制してプレーオフ圏内を死守したいところだ。

19:00 ロアッソ熊本 vs 大宮アルディージャ（J2）

前節の東京ヴェルディ戦に1-0で勝利した熊本は、今季いまだ連敗がゼロ。攻守ともに充実した戦いを続けており、今節はホーム5連勝をかけた一戦となる。2週間ぶりの試合に臨む19位・大宮は、4試合連続で上位陣との対決。横浜FC、ベガルタ仙台を撃破した爆発力を再び発揮できるか注目だ。

＜2日の対戦カード＞

19:30 札幌vsC大阪（J1）

＜3日の対戦カード＞

16:00 沼津vs鹿児島（J3）

16:30 いわきvs長野（J3）

18:00 鹿島vs浦和（J1）

18:00 千葉vs長崎（J2）

18:00 新潟vs大分（J2）

18:00 相模原vs鳥取（J3）

18:00 松本vs愛媛（J3）

18:00 富山vs福島（J3）

18:30 磐田vs柏（J1）

18:30 広島vs清水（J1）

18:30 琉球vs秋田（J2）

19:00 FC東京vs横浜FM（J1）

19:00 湘南vs川崎F（J1）

19:00 京都vs神戸（J1）

19:00 G大阪vs鳥栖（J1）

19:00 福岡vs名古屋（J1）

19:00 仙台vs水戸（J2）

19:00 山形vs岩手（J2）

19:00 金沢vs東京V（J2）

19:00 山口vs横浜FC（J2）

19:00 徳島vs甲府（J2）

19:00 八戸vs宮崎（J3）

19:00 岐阜vsYS横浜（J3）

＜4日の対戦カード＞

16:00 今治vs北九州（J3）

18:00 栃木vs群馬（J2）

18:00 讃岐vs藤枝（J3）

19:00 岡山vs町田（J2）

19:00 熊本vs大宮（J2）

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