G大阪が夢散ドロー…遠藤「3タイトルに向け切り替えたい」 ACL サンケイスポーツ 10月22日(木)7時0分配信

アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(21日、万博記念競技場)届かず…。G大阪は広州恒大(中国)と0-0で引き分け、2戦合計1-2となり、 準決勝で敗退した。これで日本勢は7年連続で決勝進出を逃した。2008年のアジア制覇を知る主将のMF遠藤保仁(35)はさらなるレベルアップを誓っ た。広州恒大は11月に開催されるホームアンドアウェー方式による決勝でアルアハリ(アラブ首長国連邦)と対戦する。

ゴールが遠かった。1点が奪えず、7年ぶりのアジア制覇の夢はついえた。MF遠藤は無念の思いを口にしながらも、懸命に前を向いた。

「ACLは開幕前からの大目標でもありましたし、苦しい試合も乗り越えてきただけに、何とか優勝したかった。劣っている部分はなかったと思うけど、アウェーの戦いの重要性は感じましたね」

敵地での第1戦を1-2で落とし、無得点=敗退は誰もが理解していた。0-0でも決勝進出の広州恒大は守備的に構え、いかに崩すかが問題だった。「チャ ンスはありましたけど、少なかった。少ないなりにクオリティーを上げないと。最後のところの工夫と精度も必要」。攻めても攻めても、ゴールを割ることはで きなかった。

これでG大阪が優勝した08年以来、日本勢は7年連続で決勝進出も逃した。遠藤は「決勝に出るのはそう簡単なことじゃない。7、8年出られなくても不思 議なことではない」としたが「ただ勝てていないということは、問題があるのかもしれない」とも付け加えた。豊富な資金力を誇る広州恒大は12年に初出場。 1次リーグ、決勝トーナメントと、日本勢は1度もこのライバルを倒して勝ち上がっていないのが現状だ。12月にはクラブW杯が日本で開催されるが、日本か らはアジア王者ではなくJリーグ王者としての出場も決まってしまった。

しかし厳しい日程の中でここまで勝ち上がり、昨季に続く国内3冠の可能性もまだ残している。リーグ戦では現状4位のため、このままでは来季のACL出場権を逃してしまう。

「3タイトルに向けて全力で切り替えたい。これだけいいチャレンジをして、来シーズン出られなくては寂しい。下を向いているヒマはない」

この悔しさを糧に、残りのシーズンを全力で戦い抜く。

Share Button