◇明治安田生命J1第24節　福岡0―1G大阪（2022年8月31日　ベススタ）

福岡はホームでG大阪と対戦し0―1で敗れた。試合終了間際に痛恨の失点。これで6戦勝ちなしとなり、順位は12位で変動はないが、降格圏16位・湘南とは勝ち点2差。J1残留へ危険水域に入った。

福岡は痛い敗戦を喫した。試合前まで勝ち点で「3」上回るG大阪との一戦。アディショナルタイムは5分。0―0の終了間際の後半49分、堅守が破られた。

勝てば上位に食らい付く、負ければ残留争いに巻き込まれる一戦に敗れ、長谷部監督は無念さをにじませた。「悔しい敗戦になった。惜しい場面をつくったので最後の勝負で負けてしまった」。サイドを起点に試合の主導権を握り決定機も何度も作ったが相手GK東口の好セーブに阻まれた。山岸は「自分も含めFWが決めていたらこんな結果にならなかった」。最後はミスからカウンターを食らって決勝点を奪われ「最後のちょっとした隙、勝負どころで大きな差が生まれる」と反省が口をついた。

リーグ戦終盤で6戦勝ちなしと苦境に陥る中、残りは7戦。コロナ禍に続き、飲酒運転で柳の契約解除が発表されるなど、チームの状況は晴れない。それでも指揮官は「いい緊張感を持ってぶれることなくやっていきたい」と決意。主将の前は「ホームでこんな負け方をしてふがいない」と肩を落とした。

順位は12位と変わらないが勝ち点「28」でG大阪と並ばれ、自動降格圏の17位・神戸とは勝ち点4差。降格の可能性がある16位・湘南とは勝ち点2差になった。次戦は中2日でホーム名古屋戦。前は「今のメンバーで戦うこの1年に悔いを残したくない。出てしまった結果に対して修正して次に向かう」。残留を強く誓った。

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