空中戦は無敵!? Jリーグ最強のエアバトラー5選(2)ダントツの数字…。反則級の強さを見せる怪物
1対1の強さは、高いインテンシティーが求められる現代サッカーにおいて不可欠な要素だ。それは「地上戦」だけに限らず「空中戦」にも同じことが言える。では、現在のJリーグにおいて最強のエアバトラーは誰なのか。独自の視点と空中戦勝利数をはじめとするデータをもとに、空中戦最強の選手を選んだ(数字は8月26日時点)。
FW:パトリック(ガンバ大阪)
生年月日:1987年10月26日
2022リーグ戦成績:19試合1得点2アシスト
空中戦勝利数:154回
Jリーグ最強のエアバトラーと言えば、やはりFWパトリックだろう。身長189cmを誇るこの男の空中戦の強さは、もはや異次元レベルだ。昨季のJ1では33試合の出場で最多となる254回の空中戦勝利数を記録。2位のウェリントン(湘南ベルマーレ)が同163回であることから、その圧倒ぶりがわかるだろう。
そして、今季もパトリックはその反則級の強さを遺憾なく発揮している。リーグ戦19試合に出場した時点で154回も空中戦を制しており、堂々のランキングトップに立っているのだ。ちなみに今季のJ1で空中戦勝利数100回以上を記録しているFWは、今のところパトリック1人のみである。まさにマッチアップする選手からすると、厄介極まりない存在だ。
ただ、この数字を全てポジティブに受け止めることはできない。今季のガンバ大阪は攻撃の最適解を見つけ出せておらず、パトリックの高さに頼る場面が散見。松田浩新監督の初陣となったサンフレッチェ広島戦も例外ではなく、それが上記のデータに繋がっているとも言えるからだ。今季残りのゲームでも、パトリックへの放り込みが目立つのだろうか。