【プレビュー】鍵を握るのは両アタッカー。3試合連続無失点と調子の上がってきた名古屋と7戦勝ちなしのG大阪が激突|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは8月26日、27日に第27節を開催。豊田スタジアムでは、10位の名古屋グランパスと17位のガンバ大阪が激突する。
4戦負けなしで中位に上がってきた名古屋と、7戦勝ちなしで降格圏内に沈むG大阪が対戦する。どちらも上を目指したい状況だけに勝利が欲しい一戦となる。
ホームにG大阪を迎える名古屋は、夏の恒例行事である“鯱の大祭典”と銘打つイベントでここまで連勝中。最終戦となるG大阪戦で3連勝を飾り、最高のイベントとしたいところだ。チームとしてもホーム連勝だけでなく、敵地でも難しい試合を連続でドロー。勝星こそ積めていないが、粘り強い戦いをすることでしっかり勝点を獲得している。特にここ3試合は全て無失点と、チームの長所である守備力が復活。この状況を継続していきたいところだ。
課題としてはチャンスこそあれど得点が増えていないことも事実だ。前節のジュビロ磐田戦はFWマテウス・カストロのゴラッソで勝利したが、それ以外にもチャンスはあった。決定機を丁寧に決めていくことで相手を突き放していきたい。その中でも攻撃陣で注目したいのは、やはりFWマテウス・カストロ。チーム内でリーグ戦3ゴール以上を奪っている選手は彼のみ。ブラジル人アタッカーの攻撃力が鍵を握る。
一方、G大阪は第15節のサンフレッチェ広島戦以来勝星なしと苦しい状況が続いている。その広島戦では攻守に躍動して快勝を収めたのだが、それ以降の試合でなかなか継続的に自分たちの力を発揮することができなかった。結果、前々節の清水エスパルス戦を終えた後に指揮官を交代。前節は松田浩監督体制での初陣となったが、先手を奪いながらも、後半に一気にひっくり返されて敗戦を余儀なくされてしまった。
この状況を打開するためにも、まず一つの勝利が欲しい。勝ち方を思い出す意味でも、浮上のきっかけを作る上でも、やはり勝点3を得られるかが重要になる。残留圏の15位とは勝点差4。この差を縮めていくためにも、今節の名古屋戦は絶対に勝利が欲しい。キーマンとなるのは新エースとしての期待がかかるFW鈴木武蔵。チームを勝利に導ける活躍を見せられるか期待したい。
勝利を手にするのはどちらか。注目の試合は27日18時キックオフだ。