G大阪・松田浩監督、前節5失点でも「収穫思った以上」27日名古屋戦で就任初勝利狙う

G大阪の松田浩監督が26日、名古屋戦(27日・豊田ス)に向けた前日取材に応じた。就任初戦となった広島戦(20日)は、今季最多の5失点を喫して2―5と大敗した。しかし「守備に関しては(2―1だった)前半のプレーを振り返ってみると、非常によくできた部分が多かった。収穫も思った以上にあった」と分析。試合終盤の失点はメンタル面の低下と、片野坂前監督時とフォーメーションが変化(3―4―3から4―4―2へ)したことで、交代で入ったサイドハーフの守備が整理されていなかったことを理由に挙げ「整理すれば、十分防げる失点」と振り返った。

一方で7試合ぶりに複数得点を奪った攻撃面に関しては、MF斉藤が得点したカウンターなどを評価しつつ「ポゼッション率が全てではないですけど、ちょっと低すぎる」と指摘。約26%に終わったボール保持率を挙げ、ゴールキックからの展開なども含めて、自分たちの時間をつくることにも今週の練習で取り組んできたという。

広島戦後には、攻守の強度面を課題に挙げていた松田監督。「球際の強さ、アプローチの鋭さで相手にプレッシャーを与えるのは大事な部分。プレスバックの数値は、かなり低かったと聞いているので、意識の問題としてまずそういうことが大事だと知ること。その後は体がどれだけついてくるか、適応していくか。トレーニングから習慣としていくしかない。一朝一夕にいかないかもしれないですけど、やっぱりそこは重要」と話した。練習では狭いコートでの2対2で、球際でのシュート、ブロックの感覚を養ってきたという。

就任から10日が経過し、今週の紅白戦では「意外にこういう能力、適性があるんだという発見もあった。それによって今度のメンバーを決めていく参考にはなった部分はたくさんある」と話した指揮官。7試合未勝利という状況を一刻も早く脱したい名古屋戦に向け「いい選手はたくさんいると思います。ただ、何をどう頑張ればいいかわからず、1人1人がバラバラにやってたところも多少あると感じています。新しいシステムの中でコレクティブに、個の強い選手が寄ってたかって攻守に頑張る。球際、切り替えもしっかり追求して強度を上げていけば、結果にどんどん結びついていくイメージはある」と就任初勝利を見据えていた。

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