G大阪・松田監督 就任2戦目初勝利へ「結果に結びついていくイメージはある」

J1G大阪の松田浩監督(61)が26日、就任2戦目となる名古屋戦(27日・豊田ス)に向け、オンライン取材に応じた。「良い選手はたくさんいる。個の強い選手が好守に頑張り、球際や切り替えをしっかり追求して、強度を上げていけば、勝ち点3を取っていく結果にどんどん結びついていくイメージはある」と自動降格圏の17位からの浮上を誓った。

片野坂知宏前監督の解任を受けて就任初戦となった20日の広島戦(Eスタ)では先制して前半を2-1とリード。しかし後半に守備が崩れて2-5の大敗を喫した。「結果的には5失点しているので守備がということになるとは思いますけど、最後の方の失点は組織というのではなく、メンタルのところからだったり、あとは交代で入った選手がそのポジションの適性というのはもしかしたらなかったのか、不慣れだったのか」とも分析する。

3日間の準備期間で、前体制での3-4-3から4-4-2に布陣を変更した影響もあり「整理さえすれば十分に防ぐことのできる失点」と指摘した。一方で「ポゼッション率が低すぎる。ゲームを進める上で守備にばかり追われているのはあまり健全な試合ではない」と修正ポイントも当然ある。

初陣では把握できていなかった選手の特長もつかみつつある。広島戦ではサイドハーフに左が食野、右にファンアラーノでスタート。後半17分に倉田と山本悠に交代したが、それ以降に失点を重ねた。「今ちょっと思うのは(倉田、山本悠は)もう少し中でやる選手かなという気がしていて。十分できるとは思うが、サイドの守備の時にポジションの取り方とかそういうものが少し不慣れだったんじゃないかなという印象がある」。点を取りにいく場面での起用であれば、効果的だったかもしれないとしながらも「疲れが出てジリ貧になるよりはリードしているうちに代えようという判断ではあった。タイプ的に違った選手の方が良かったかなとか、もう少し交代を待てば良かったというのはちょっとありますね」とも話した。

1週間の準備期間では紅白戦を実施。「意外にこういう適性があるなとか今度のメンバーを決める参考になった」。就任後初勝利に向け、新たな発見と手応えも強調した

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