G大阪の片野坂体制はわずか8ヵ月で終焉…… 得点源なきチームに攻撃陣の奮起はあるか

松田浩監督が就任

ガンバ大阪は17日、片野坂知宏監督との契約解除を発表した。現在J1で降格圏の17位と低迷するG大阪は残留に向けて最後の決断を行った。コーチに就任したばかりの松田浩氏が片野坂監督の後任となる。

昨季は大分トリニータで指揮を執り、J3からJ1まで昇格に導いた片野坂監督。大分のラストシーズンとなった昨季は20チーム編成でのJ1で18位と降格を経験するものの、天皇杯では決勝に進出して準優勝に輝いた。

G大阪OBでもある同監督が満を持して就任したものの、ここまで24試合で5勝7分12敗と低迷。直近6試合で勝利がなく、残留直接対決となった清水エスパルスとの一戦でも0-2で敗れ、暫定順位ながら17位まで順位を落としてしまう。

最後まで得点を決め切るストライカーがいなかった。チームの総得点は「23」と最下位のジュビロ磐田や16位のヴィッセル神戸と同数で、チーム得点王がダワンと小野瀬康介の3ゴールという厳しい状況となっている。パトリックやレアンドロ・ペレイラ、ウェリントン・シウバといった攻撃的な助っ人を活用できず、夏に獲得した鈴木武蔵もフィットするまでに時間を擁している。

松田監督の下で攻撃陣の奮起が残留への第一歩となるだろう。失点数は決して少なくないものの、それを上回るオフェンスの勢いが足りていない。残留に向けて他クラブが変化を見せる中、G大阪もどのように代わっていくのか注目だ。

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