G大阪は力負けでリーグ残り10戦 石毛「最後の判断の質を高めないと」
明治安田J1第25節第2日(14日、G大阪0-2清水、パナスタ)17位のG大阪は、残留を争う15位清水に力負けした。前半はボールを保持し、ブロックの前でパスをつないだが明確な決定機には至らず。後半は新戦力のFWアラーノ、FW鈴木らを投入。それでも戦況が変わらないまま時間が進むと、前がかりになったところを速攻で突破されて後半28分に失点。41分にカウンターから2点目を失った。2点目を失って焦るチームは、狭い守備網の中に突撃する攻撃を繰り返した。前線の選手はボールを持つ相手DFに直進してかわされ、DFとGKは頭でボールを受け渡しすることがままならず。徐々に組織された連係を欠いていった。片野坂監督は「この一戦の重要性はわかっていたが、この結果になって申し訳ない。前半の3トップの関係はすごくよかった。先制点を取っていたら違う展開になっていたかもしれない」と反省とともに前を向いた。先発して3トップの一角を担ったFW石毛は「いつもより縦パスが入って、3人目の動きがあった感覚はある。(得点まで)あと少しという雰囲気はあった。最後の判断の質を高めないといけない」と語った。勝ち点を積み上げられず、17位のままで残されたリーグ戦は10試合。広島や横浜M、鹿島ら上位陣との対決もある。その中で勝ち点をもぎ取っていく策を、一丸となって遂行するしかない。