Jリーグに異常事態 コロナ禍の福岡は控え4人、布陣読めない緊急スタメン 川崎は再び控えGK3人
新型コロナウイルス感染者が全国で爆発的に増加する中、Jリーグも試合開催を巡る判断や出場メンバーに大きな影響が出ている。
前日にトップチームの選手、スタッフ計9人が陽性判定を受けたと発表したJ1福岡の3日のルヴァン・カップ準々決勝、アウェー神戸戦のメンバーは控えがGK2人を含む4人の異常事態となり、本職のボランチは森山公弥1人という布陣が読めない緊急スタメンとなった。
福岡は7月21日に9人の選手、スタッフの陽性判定を発表したことを皮切りに感染者が増加。7月21日から3日までの発表で陽性判定を受けた選手、スタッフは計22人となっていた。
福岡は6日にリーグ戦のホームG大阪戦、10日に同カップ準々決勝第2戦のホーム神戸戦が控えている。
コロナ禍で7月30日のリーグ戦、アウェー浦和戦にGK3人を含めた控え選手5人で臨んだ川崎は、浦和戦後にトップチーム関係者2人の感染を新たに発表。3日の同カップC大阪戦のメンバーは18人をそろえたものの、再びGKが3人控えに入った。
川崎も中3日でリーグ首位の横浜M戦、10日に同カップを戦う過密日程になっている。
Jリーグは、名古屋がトップチーム関係者の複数の陽性判定を受け、管轄保健所の指導で活動停止になったとして7月16日の川崎戦を中止としたが、後に保健所からの指導は名古屋の誤認だったことが分かるなど混乱も生じている。