なぜ? 日本代表で輝けなかった5人の名手(4)キツすぎる!? ライバルが凄すぎた日本屈指の中盤

日本代表にはこれまで数多くの選手が名を連ねてきた。しかし、当然その中の全員が活躍できたわけではない。クラブで絶対的な存在になりながらも代表では…という選手も実に多い。今回は、選手層が厚すぎるがゆえに日本代表で活躍できなかった実力者を紹介する。

MF:橋本英郎(おこしやす京都)

生年月日:1979年5月21日

日本代表成績:15試合0得点0アシスト

ガンバ大坂の下部組織出身。同期には稲本潤一らがいるが、彼のようなエリートではなく、1998年のトップチーム昇格後しばらくは出番に恵まれなかった。しかし、2002年に西野朗監督が就任すると、ピッチに立つ機会が増加。2005年にはレギュラーに完全定着し、G大阪史上初のリーグ制覇に貢献したことで、大きく評価を高めることになった。

2008年にはFIFAクラブワールドカップクリスティアーノ・ロナウドら擁するマンチェスター・ユナイテッド相手に1得点1アシストを記録と大活躍。その2年後にはJ1でクラブタイ記録となるリーグ戦6試合連続ゴールをマークするなど存在感を示し、シーズン終了後にはサポーターが選ぶベストプレーヤーに選出されている。

しかし、G大阪で日本屈指のMFへと成長した橋本だったが、日本代表では影を潜めた。2007年にデビューを飾り同年のAFCアジアカップメンバーにも選出されたが、ここでは中村憲剛と鈴木啓太に主役の座を譲っている。その後は長谷部誠、遠藤保仁、阿部勇樹などが中盤に君臨。さらに中村憲や今野泰幸らもいたことで、2010年南アフリカワールドカップメンバーからは落選している。同大会終了後の9月には再び招集を受けたが、それ以降に声がかかることはなかった。

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